朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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撮影秘話(その4 仕切りや)

地方審査を通って、全国審査を通って、最後の審査の4作品に残ったと連絡が来たのは2月終わりごろでした。

それからしばらく連絡がなかったので落選したんじゃないかなと思っておりました。

すると4作品からさらに2作品に絞られてその中に入っているとお電話をいただきました。受話器から聞こえるKさんの声が上ずっておりました。よほどうれしかったのだと思いました。

私もおっとっとも大喜びで前祝いをしました。

そして3月の末、審査に通ったとの連絡がきました。
やったぁ~~~!!

おっとっとと抱き合って(何年ぶりでしょうか?抱き合うなんて。笑)大喜びをしました。

「な!!言ったべ!!俺は絶対に通ると確信していたんだ!!」
おっとっとはさも自分の手柄のように大威張りでした。

でも私は知っています。

これは仕切りや菜穂ちゃんの仕業です。

あの子は小さいときから仕切り屋でした。何かがあるとすぐに出てきて仕切ってしまいました。家族旅行の時も、夫婦喧嘩の時も。

それは学校でも同様だったらしく、娘の同級生たちは
「みんなでどうするかもめていると、菜穂ちゃんがすっと出てきて『A君はあそこ。B君は向こう。C君はここ。それでどう?』って仕切ると、誰も文句を言わずにその通りになったよな。菜穂ちゃんぐらい適材適所に人を配置するのがうまい人はいない。采配振るのがうまい人はいない」
と言います。

「なぁ・・・俺たち、菜穂にうまく使われているんじゃないか。10年たっても、まだあの世から上手に親たちを使うなんて、菜穂はすごいなぁ」
おっとっとが少し涙ぐんで、だけどとても嬉しそうに言ったのでした。

by asahikanokami | 2009-07-03 23:06 | 私のこと
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