朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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インターネット句会

私はインターネット句会というのに参加しています。

私が俳句を作ると聞いたら驚く人も多いことと思います。そうなんです!能ある鷹は爪を隠すって言うでしょ!!

って言うのは冗談で、舅が結構名の知れた川柳作家だったので、句を作ることにいつも憧れていました。
でも私には作れないとあきらめていました。

ある時、インターネットで知り合ったお友達から句会に誘われました。素人ばかりの句会。楽しむことと日本語の美しさを知ることを目的とした句会。

面白そうだなと思って参加しました。だって両親がつけた私のあだ名は「もの好きみっこ」ですから。好奇心旺盛というか、ミーハーな私。面白そうと思ったらすぐに飛びつくのです。俳句など作ったこともなく、まして俳句について何の知識もないのに。

主宰する方から一年に5、6回、句会開催のメールが来ます。そうなるとにわかに忙しくなります。ポケットには常時ペンと手帳。お洗濯をしながら、お掃除をしながら、ときにはぼーっとしながら、指を折って、大急ぎで句をひねります。

川柳と違って、俳句には季語があります。季語を手掛かりにすれば、その分簡単に句作ができるかなと思った私は浅はかでした。川柳は川柳のむずかしさがあり、俳句には俳句のむずかしさがあるのです。

私が参加している句会は添削してくれる人はおりません。どんな句でも作った人に敬意を表し、句を作った時の気持ちを想像し、その句を鑑賞することになっています。

句会のたびに5句投句します。投句者全員の句をシャッフルして、一覧表になったものが送られてきます。その中から自分が好きな句を5句選び、さらにその中から特選句と準特選句を一句づつ選びます。そしてそれぞれ選んだ句全部に、自分の感想やこの句を選んだ理由を書いて送ります。

特選句は5点、準特選句は3点、他の選ばれた3句には1点が入り、合計されて、句会の特選句と準特選句が選ばれます。特選句に選ばれようものなら、天にも昇る心地です。

私は最初不安でした。添削してもらえなかったら上手にならないのじゃないかと。誰かにしっかりと、俳句を教えてほしいと思ってました。教えてもらわなきゃ上達しないのではないかと不安でした。

最初は標語なのか俳句なのかわからないような句が並びました。ますます不安になったのですが
「まぁいいか」
とそのまま参加し続けて、なんと今年で4年目になり、句会も19回を数えます。

そして最近は会員の人たちの俳句の素晴らしいこと!確実に上達しています。誰にも教えてもらってないのに。添削してもらってないのに。

私は思い出しました。この句会は作ることに楽しみを見出す会だったといことを。

上達することが目的ではないのです。句の感想も褒められてばかりなので、作った本人はとてもいい気持ちです。おまけに自分が作った時の気持ち以上の感想が書いてあって
「ああ、そうか!そんな風に感じると私の句もなかなかのものだわい!」
と、改めて自分の作った句を見直すこともあります。

批判、批評がないから、会は極めて和やかです。会員の方とは一度も会ったことがないのに、なぜか親戚のような感じがするのが不思議です。

19回目の句会の投句期限が迫っています。5句ひねりださなきゃ!
まだまだ寒い日が続いている新地。こう寒くっちゃ春の句なんて浮かばない。

句ができないのを寒さのせいにしています。


     記せぬまま 忘れし一句 春炬燵

by asahikanokami | 2010-02-16 12:43 | 私のこと
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