朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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家族会義

親子三人、避難所の片隅で頭をくっつけて家族会義を開きました。

これから先のことは、すべて息子の決意にかかっています。

まずは朝日館を閉めるか?それとも続けるか?

これは、息子に継ぐ意志がなく、今の仕事が楽しいというので、すんなりと朝日館は幕を下ろすことに決まりました。

明治初期から続いた朝日館がこんな風に幕引きされるとは、思ってもいないことでした。

いろいろな思い出が胸に去来して、涙がこぼれます。

大勢のお客様やお得意様に支えて頂いて、朝日館がここまで続いてこれました。
ありがとうございましたという言葉以外に言葉は見つかりません。

「泣くことがあるか。もともと後5年で閉めるつもりだったべ。5年早まっただけだべ」
こういう時には、お気楽亭主の無駄な明るさが救いになります。

次は家のこと。

あの惨状を目の当たりにして、もう海辺に住む気持ちにはなれません。地盤が1メートルぐらい沈下しているという噂も聞いて、なおさら嫌になりました。

息子が独身を通すならアパートを借りるという方法もあります。
結婚する気があるのなら、最初から二世代住める家を建てなければなりません。

「今付き合っている人はいないけれど、結婚する気はあります」
ということなので、小さな二階建ての家を建てると決めました。

無くした物を考えても仕方がない。三人で力を合わせて生きていこう。そう確認して家族会義を終了しました。

村上家頑張るぞ!えい!えい!お-!!

by asahikanokami | 2011-04-06 11:36 | 避難生活
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