朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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念願の滝桜

いつか、絶対に見に行くぞ!!
春が来るたびに、毎年そう思っていました。

しかし旅館をしている時は、この時期は忙しくて、なかなか見に行くことができませんでした。

三春町の滝桜。

夜のニュースで
「滝桜が満開になりました。明日明後日ぐらいが見頃です」
というので、おっとっとを説き伏せて、出かけました。

朝、5時に出発。三春のインターに到着したのは8時前でした。
ところがインターの出口はすでに車が並んでいて、渋滞です。下りるのに40分かかりました。
「9時過ぎると2時間待ちらしいぞ」
とおっとっとが言います。いつも大げさなおっとっとですが、この様子ではそうかもしれません。

滝桜に行くのにナビはいりません。
インターで降りた車が全部、滝桜を目指しているのですから。

前の車の後をついて走ります。
「滝桜→」
という看板もあちこちに出ていますから迷うこともありません。

信号の所ですれ違ったバスの運転手さんが、わざわざ窓を開けて
「無料駐車場に止めてバスで行った方がいいですよ。滝桜周辺の駐車場は一杯ですから」
と教えてくださいました。

そこで校庭のような広い駐車場、といってもすでにそこもいっぱいですが、に停めました。
バスに乗って滝桜のある場所の下まで行き、そこからは徒歩で坂道を登って行きます。

カッコウの鳴き声が聞こえ、風が爽やかで、滝桜までの道もとても気持ちが良かったです。

そして念願だった滝桜。

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やっと会えました。

以前ここに来たのは、冬と夏でした。
冬の滝桜は、花はもちろん葉もなく、大きな枝を広げて立っているだけでした。
それでも十分に迫力があって、その存在感に圧倒されました。

夏は、葉が茂り、重たそうに枝を垂れていました。いっそう大きく見えて感動したことを覚えています。

そして念願の満開の滝桜。
何も言うことはありません。

この桜は、千年の間、何を見てきたのでしょう。
そして、どれだけ多くの人が、この桜に祈り、この桜から力をもらったことでしょう。

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太い幹を触りたい衝動に駆られます。

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多くの人が、桜を楽しんでいました。春を楽しんでいました。

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不意に
「命があって良かった」
という思いが込み上げてきて、涙になりました。

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10時にインターから出口を見たら、驚くほどの車が並んでいました。
ニュースで3時間かかったといっていました。早朝出かけて正解だったと思いました。

桜を見た後、いわきに行って、復旧したアクアマリンに行ってきました。
私は3回目ですが、おっとっとは初めてなそうで、いたく感激して見ていました。

その夜、桜の夢を見ました。
夢に娘がニコニコと出てきましたので、きっと、一緒に滝桜を見ていたのでしょう。

by asahikanokami | 2012-05-22 22:34 | 私のこと
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