元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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8・今回はこのぐらいで

施設に入っているおばが倒れたと言う知らせに、仙台に飛んでいってきました。さいわい、たいした事も無く、無事に病院から施設に帰ってきましたが、昨日一日、仙台でおっとっとと二人でオロオロしてました。

さて、続きです。どこまで書いたか忘れました(笑)

翌日、雨と言う予報。あらららら。涙雨かな・・・。
昨日、時間が無くて酒田へいけなかったこともあり、出発時間が早くなりました。8時ホテル出発。

まず、最初は出羽の雪という造り酒屋さん。

上戸の方なら試飲しても違いがわかるかもしれませんが、下戸の私たち夫婦は違いがわからないのはもちろんのこと、試飲にさえ魅力を感じません。

皆さんが朝から杯をあけているのを横目で見て、資料館に行きました。酒造りに関する資料はもちろんのこと、ご主人が集めた美術品も多く展示してありました。

竹下夢二や熊谷守一の作品などもあり、下戸にとっては試飲よりもずっとずっと魅力的。じっくりと見て廻っていたら
「出発時間で~~~す」
と呼びに来られてしまいました。あ~~、もっとゆっくりと見たかったのに・・・。

次は本長というお漬物やさん。驚くほど大きなたるにきゅうりや瓜などが塩漬けになってました。これを塩抜きし、さらに漬けなおします。

たまり醤油、味噌、酒かす、梅酢、調味液など漬け込む調味料で味がいろいろ変わります。

ここでも試食。敷地内に美味しい湧き水が湧いていて、それも美味しい漬物が出来上がる一因になっているようです。

次々と試食すると喉が渇きます。湧き水で入れたお茶が美味しいこと!!

「あ~~、先にここに廻って漬物買って、それから酒屋に行ってこの漬物をつまみに試飲なら良かったのになぁ。見学の順序が逆だべぇ」
向こうで飲んべぇの誰かが騒いでいます。出羽の雪での試飲が効き過ぎたようです。

鶴岡はこれでお別れ。湯の浜から鶴岡市内には入ることなく高速に乗りました。市内に入らなかったことでちょっとほっとしました。

もし・・・バスが市内を走ったなら・・・いろいろな思い出がよみがえりまた涙が出たことでしょう。せっかくのメークが朝から台無しになってしまいます。

今回の鶴岡はこのぐらいで・・・と娘が言っている気がしました。

by asahikanokami | 2006-04-15 09:49 | 亡くなった娘の話
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