朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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半額チケット

以前上京したときに、ポンパレというので半額チケットを買って、ホテルに泊まりました。
半額なのだからと、期待してなかったのですが、お部屋も広くてきれいで、お食事も半額では申し訳ないほど豪華でした。

味をしめた私。8月8日に名古屋市で小学生に被災体験をしてくれと頼まれたので、これ幸いとまた半額チケットをゲットして、お伊勢さんと鳥羽に行くことにしました。

名古屋でお話しさせていただき、翌日は念願のお伊勢さんにお参りさせていただきました。
鳥居をくぐると、とたんに雰囲気が一変し、厳かな雰囲気におっとっとでさえ口数が少なくなり、心が澄んでいくような気持ちでお参りしました。

その日は、半額チケットの二見が浦の旅館です。19800円が9800円で泊れます。ただし、ちょうどこの日から夏休み期間と言うので、一人5000円アップと言うことでした。5000円プラスしてもお得だからいかぁと思ったので、予約を取り消さずにそのまま旅館に行きました。

玄関で迎えてくれたのは、年配の男性。下足番も年配の男性です。
中居さんがお部屋まで案内してくれました。その中居さん、70代は過ぎているように見えます。腰もちょっとまがっていて、お耳も遠くて・・・・・・。荷物を持ちますと言われましたが、気の毒で持ってもらうことはできませんでした。

おっとっとが、いろいろと質問しますが

「はぁ~~??何ですかぁ~~??」

と聞き返され、お返事も頓珍漢です。とうとうおっとっとは聞くのをやめました。

お風呂は温泉だったし、海も見えてとてもよかったです。

さて、お楽しみの夕食。
大広間で宿泊者全員が食べるというシステムでした。

席に座って待っていると、お料理を運んでくる中居さんは・・・・・・どの人も70代後半か、もしくは80代と思われる方ばかり。一人も若い方がいないのです。他のお客様も、お食事会場に入るなり唖然としているのがわかります。

「老人ホームで食事をしている気分だな」

「しぃ~~。聞こえますよ」

そして、海のそばだからと選んだ旅館なのに、どれも冷凍の魚ばかり。おいしいと思った料理は一つもありませんでした。
これで19800円かぁ・・・・・・。9800円ならまあこんなものかと思うけど・・・・・・・。19800円でこの料理かぁ・・・・。デザートだって本当に小さく切った水ようかん二切れだよぉ・・・・・・。

郷土料理だと言って運んできた料理のことを聞いても

「はぁ~?何ですかぁ~?」

と言われるし、お隣のお客さんが、飲み物、ご飯、お茶と立て続けに注文したら

「あぁあ・・・・・」

とうんざりした顔。お客様には見えないように、小さなため息をついたとおもっているでしょうが、私たちにははっきりと見えてしまいました。

「まるで志村けんのコントのような旅館だなぁ」

とおっとっとが言ったので、二人で小さな声で大笑いしました。

なるほど、コントか!!

そう思ったら、コントの登場人物になった気分で、それはそれで楽しくなったのでした。

翌日、鳥羽まで足を延ばし、水族館を見て、真珠館は時間がなくてスルーして(おっとっとがホッとしてました)名古屋駅に戻ってきました。
40年ぶりに山本屋の味噌煮込みうどんをなつかしく、おいしく頂き、思い出深い旅行は終了したのでした。

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by asahikanokami | 2012-08-18 20:19 | 私のこと
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