今朝、お向かいさんの建築中のお家の屋根の上に五色の旗と弓矢が飾られました。
そうか!今日は上棟式だ!!
3日の安波神社のお祭りの時には、まだ半分しか出来あがっていなかったお家が、まるで積み木を積みあがるように、あっという間に出来上がりました。
神事の後、いよいよ餅播きです。
昔は町中の子供達が集まってきたものです。今は近所の子どもが少ないこともあり、数人だけ。
お餅もビニール袋に入れられ、後は袋菓子やカップめんなど。
いくつかの袋にはお金も入っています。
「こっち、こっち」
「ここに投げて」
大きな声が聞こえます。皆夢中になって拾っています。
昔は、上棟式と言えば、柱と屋根だけでした。今はほとんど外観は出来上がってからの上棟式なんですねぇ。
そして、昔はご近所や親類の女性達が、早朝からお餅にするもち米やお赤飯を蒸し、折箱に入れるお料理を作ったものでした。ですから、まるで自分の家の上棟式のような気がして、手伝いながらウキウキしたものです。
今はお餅は餅屋さん、お料理は仕出屋さんから届き、ご近所のお手伝いも無くなりました。わずらわしさから開放されましたが、ご近所との関係はその分、希薄になりました。
もっとも、今や箱を積み上げるようにして作るお家。昔のように、大黒柱などもなくなりました。こんな風に少しづつ伝統も様変わりするんでしょうね。
私も拾いに行きたかったのですが、今日は土曜日。忙しくて、拾いに出かけるどころか、二階の窓から写真を撮るのが精一杯でした。残念!!