朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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かぼちゃ

夕ご飯を食べていたら
「台所で何がぁ焦げてっとぉ(焦げてるよ)」
とお客様が、フロントに教えに来てくださいました。

「あっ!かぼちゃ・・・」

急いで廊下に出ると、廊下はすでに焦げくさい臭いが充満しています。台所に走りこんだら・・・・鍋が黒煙を上げていました。

「あらららら・・・・また、やっちゃった・・・」

お鍋の中は見るも無残に真っ黒。それでも意地汚く鍋から焦げたカボチャをほじくり出して、焦げた部分をとって食べてみました。

まだ黄色い部分でもカボチャは焦げ臭くて、とても食べられたものではありません。

『かぼちゃに歳をとらせるな』

これは姑の口癖でした。保存の利くカボチャでも大晦日のお歳取りまでには食べてしまいなさいと言う教えです。

昔は年齢はお誕生日ではなくて、大晦日に一つ加えて数えたので、大晦日まで保存して年越しをさせるなと言うことなのでしょう。

ふっと、そのことを思い出して残っていた大きなカボチャを半分だけ煮たのでした。そして思い出しました。
友人がお姑さんの痴呆に気がついたのがカボチャだったことを。

しっかりした人で、何でもきちんとする人だったのに、ある時期からカボチャを煮ると必ず焦がすことに気がつき、それが痴呆の始まりだったとのこと。

コトコトと煮物が煮えているのを見るのが好きで、私はいつも煮物をつくります。大根だったり、お芋だったり、おでんだったり、時にはポトフやシチューなども。

湯気を立ててコトコトと煮えているお鍋を覗き込む時に、なんともいえない満ち足りた気分になるのです。

そんなわけで、カボチャを煮たのでした。

でも・・・これで・・・実は・・・焦げたお鍋磨きは・・・二回目なのです・・・・。きゃぁ・・・・・。

by asahikanokami | 2006-12-26 10:01 | 私のこと | Comments(0)
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