元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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南イタリアの旅 51 (顔パス)

では、マフィアつながりのお話です。

いよいよ帰国となりました。
荷物をまとめてホテルを出発です。

パレルモ空港で荷物を出すことになりました。後はこの荷物は成田までそのまま運ばれます。

南イタリアの旅 51 (顔パス)_f0061402_1921762.jpg


窓口でチケットを見せて荷物を台の上に置きました。

窓口のお姉さん。じっとおっとっとの顔を見るとチケットに何やら紙をパチンとホッチキスで止めて、ペンを出して
「サイン プリーズ」
「はっ?サイン?名前を書けって??」
やおら名前を書くおっとっと。

って言うことは私もかな?と思いその横に名前を書こうとしたら
「ノー、ノー、OK」
と私はサインの必要がありませんでした。

添乗員さんにどうしておっとっとだけサインを求められたのか聞いてみましたが、添乗員暦15年でもはじめてのことなそうです。

カウンターで聞いてもらったら、サインは必要ないというので、どうしてサインをさせられたのか謎のまま帰国しました。

空港の検査でスーツーケースに麻薬などが入っているのが発見されることがあるそうです。スースケースをカウンターで預けた後で誰かに入れられたと言い張られると困るので、スーツケースの鍵は私が閉めましたというサインを求められることがあるのだとか。

ひゃあ!!

おっとっと!あなた!マフィアと間違われたみたいですよ!!
だからひげを剃りなさいと言ったのに・・・。
「どうせ帰国するだけだから髭面でもいい」
なんて言うから、ほら御覧なさい。それでなくても、あなたは人相が悪いのですからね。

そしてさらに、パレルモ空港で飛行機に乗るときに、入り口でチケットをちぎって半券をくれるのに、なぜかおっとっとはチケットをちぎらずにそのまま
「OK」
と通されました。

座席に座ってしばらくすると、きれいなお姉さんがあわてた様子で走ってきて
「チケット、プリーズ」
といって半分ちぎっていかれました。

「もしかして俺、顔パスだったかな」

ぶぶっ!ほらね!やっぱり、マフィアと思われている。

by asahikanokami | 2007-06-30 19:01 | 旅の話
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