我が家の茶の間の暖房は石油ストーブです。温風ヒーターではなくて石油ストーブなのです。
理由は二つ。
一つは、停電の時、客室の暖房がすべて使えなくなるので、もしもの時に備えて一つは石油ストーブにしてあるのです。もし停電になったら客室で使っていただきます。
もう一つは、ストーブの上でことことと煮物の音がしているのを聞くのが好きだから。
高校時代、私は秋田県横手市にある母の実家に寄宿していました。祖母は夏の間は七輪で、寒くなると囲炉裏で、いつも何か煮ている人でした。
お豆類、お野菜類、お芋類、時には小魚なども。
ガスコンロで煮るよりも、ストーブの火で煮ると、ほっこりとおいしく煮えるような気がするのは私だけでしょうか。
おとといは紅玉をお店で見つけて買ってきてリンゴジャムにしました。煮上がる寸前にワインを少し入れたら香りが高いジャムになりました。
昨日は、小豆とユズをたくさんいただいたので、あんことユズのママレードを煮ました。ママレードは大きなお鍋に煮たのですが、煮上りの嵩が半分になってしまっても、結構な量になので、パートさんや妹におすそ分けするつもりです。
そして今日は、大根と里芋とこんにゃくと人参と厚揚げをおでんにしました。昨日いただいたユズでユズみそを作って、味噌おでんにしたらほっぺが落ちました。
さて明日は何を煮ましょうか?ことことと幽かな音が聞こえて、お部屋中においしい香りが立ち込めると、本当に幸せな気分になります。