朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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カテゴリ:新地町の人々( 34 )


言葉もない・・・・・

ご近所の方が亡くなりました。
まだ45歳という若さで、突然に・・・・。

おっとっとの仲買仲間のその方は、おっとっとに頭痛がすると言っていたそうです。それからわずか二日で、お子さんと奥さんとご両親を残して、あっという間に旅たたれてしまいました。

おっとっとが競り落とした魚を入れた樽を、トラックに積み込むのを手伝ってくれるような優しい人だったそうです。

その方のお父さんとおっとっとは同級生です。

娘の告別式の時に、その方のお父さんは
「てっちゃん・・・・・こう言う時には・・・・なんて言うんだべな・・・・。おら・・・・なんて言ったらいいのか・・・・言う言葉を知らない・・・・てっちゃん・・・・なにも言えなくて・・・・ごめんな・・・」
と、おっとっとの肩を抱いて泣いてくださいました。

そして今朝、おっとっとは、仕入れの帰り道にその方の家の前を通るのが辛くて、遠回りして帰ってきたそうです。

「おれは・・・・やすんちゃんに・・・・なんて声掛けたら良いべな・・・・。かける言葉が見つからねぇ・・・・・。告別式でやすんちゃんの顔見るのが辛い・・・・」
とおっとっとが涙ぐんでいました。

娘が亡くなった時のことがしきりに思い出されて涙が出ます。もう10年もたっているのに、子供に先立たれた悲しみは無くならないんだなと改めて思います。

自分の思いに、息子さんを亡くされた御両親の悲しみが想像できて、なお一層涙がこぼれます。

どうぞ、奥様やお子さんやご両親をお空の上から見守ってください。ご冥福をお祈りいたします。合掌。

by asahikanokami | 2010-12-10 22:11 | 新地町の人々

明日から

明日からいよいよ町長選挙が始まります。

有権者数が七千人にも満たない小さな町の選挙戦。
町が真っ二つに割れて大変なことになっています。

すでに
「あそこの家は〇〇派だべ。その隣は△△派だ」
と勝手に色分けされているようです。

小さな田舎町は親類関係も複雑で、どちらの候補者とも縁続きのお家では
「仕方ねぇがら家族で票を分けて投票するんだ」
などという声さえ聞こえてきます。

誹謗中傷の怪文書なども出回っているという噂もあり、開票後に当選が決まった暁には、なにか遺恨が残らなければいいがと心配しています。

投票率は黙っていても90パーセントぐらいにはなることでしょう。

候補者よりも支援者の方が熱くなっていて、勇み足もあるようで、選挙管理委員会への問い合わせの電話が鳴りっぱなしです。

本来なら新地町を任せるのに足る人に入れる一票。

誰かにお願いされて入れるのはおかしいし、血縁だからとか、同級生だからとかいう理由で入れるのもおかしな話です。

しかし、現実問題として公明正大な選挙の実現は難しいです。

期日前投票所の管理をしていると、ポケットから候補者の名前の書いた紙をとりだして書いている人もときどき見かけます。もちろん、忘れないように書いてきたメモかもしれません。誰かからこの人に入れてくれと頼まれて渡された紙とは限りませんが・・・・。

明日は告示。勢力は五分五分との下馬評。
ますます暑い新地町です。

by asahikanokami | 2010-08-23 15:24 | 新地町の人々

送り火

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何の写真かわからないと思います。
じつはこれは送り火の写真です。うまくとれなくてすみません。

それぞれのお家の前で送り火を焚いてお盆にお帰り下さったご先祖様を送り出します。

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それぞれのお家で手が空いたときに、それぞれに焚いていた送り火。
今年は地域でみんなそろって同じ時間に焚くことになりました。初めての試みです。

我が家の前の通りで一斉に焚かれた送り火。一斉に焚かれると、とても幻想的です。なにせお店もないので人工的な光線が少ない地域なものですから、暗闇に浮かび上がる送り火の光はとてもきれいです。

昔はそれぞれのお家の前に長椅子などが持ち出され、大人たちは将棋に興じたり、一杯飲んだり、子供たちは大喜びで花火をしたりしたのだそうです。

今はそれぞれが送り火を焚き、花火をするお家もあるけれど、薪が燃え尽きるまでの20分ぐらいの行事になってしまいました。

お盆帰省中のご家族も一緒になっての送り火。あちらこちらで
「元気そうだね。いつ帰ってきたの?いつ帰って行くの?」
とか
「久しぶりだね。どこに住んでいるの?」
など、久しぶりにああったご近所の帰省客同士が会話をしていました。

昔はご近所の距離が近くて、プライバシーなどというものは無くて、お互いになんでも筒抜けでした。

最近はお隣のお嫁さんがどこに勤めているのかも定かでないような状態です。

煩わしさは半減しましたが、寂しさは何倍も増したような気がします。

我が家でもご宿泊のお子様に花火をプレゼントして楽しんでいただきました。

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今年初めての試み。まずは大成功のようです。

娘もご先祖様も送り火の煙に乗ってお帰りになったことでしょう。
忙しくてあまりお盆のお供えもできなかったけど、ご先祖様たちは忙しいことを喜んで下さったと思っています。といいますか・・・・・不肖の嫁はそう思いたいです。

by asahikanokami | 2010-08-16 21:45 | 新地町の人々

遊海新地の花火

おかげ様でなんとか最後の方の花火を見ることができました。

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カメラを持ち出してシャッターを切ったのですが、シャッターチャンスをうまくとらえることができません。

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やたらめったらシャッターを切って、花火が映っていたのは5枚だけ。

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あとは真っ暗な空とか、わずかに残った火の粉など。
花火って写真に撮るのは難しいです。

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by asahikanokami | 2010-08-07 22:16 | 新地町の人々

今日は遊海しんち!!

今日は「遊海しんち」というイベントが、我が家の前の浜で行われています。

「遊海」と書いて「ゆかい」と強引に読ませます。ちなみにこの名付け親は私です。

午前中はビーチフラッグやビーチバレーの大会。それから漁船を大漁旗で飾って、海上パレード(これが勇壮で、一回は見る価値あり)があったり、新鮮なお魚を無料配布して炭火で焼いて食べようというイベントがあったりで、浜は大賑わい(・・・なはず。忙しくて見に行けない)

おかげ様で我が家も大賑わいで、しかも今夜宿泊予定のお客様が、遊海しんちに参加しようと朝早く到着したものだから、てんてこ舞いです。

夜には花火大会もあります。

我が家の前の浜から我が家の屋根のまっすぐ上に打ち上げられます。
至近距離で見る花火は、それはそれは迫力があります。

「ドン!」という音でガラスがビリビリと鳴ります。

いつも音だけ聞いて皿洗いしてますが、今夜はなんとかこの目で花火を見てみたいものです。早く後片付けが終わりますように!!

by asahikanokami | 2010-08-07 12:47 | 新地町の人々

今日は参議院選挙の投票日です

今日は参議院選挙の投票日です。
皆さん投票はお済ですか?

まだ投票していない方は、自分の未来の生活にかかわる大事な選挙ですので棄権しないように投票してくださいね。

私は昨日、ぎっくり腰になってしまい、海老のように腰を曲げてスローモーションで生活しています。

なんとか歩くことができるので、これから新地町役場に向かいます。9時から会議です。10時からと14時から各投票所を訪問して投票の状況を見たり、また何か不都合が起きたら対処しなければならないので投票時間内は町役場で待機です。

新地町は18時で投票所を閉じますので、投票箱や投票名簿などの書類が間違いないか審査して、20時の開票を待ちます。

18時に投票所を閉めたからと言って、20時前に開票することはできません。全国一斉に20時から開票となります。

帰宅するのは開票がすべて終了し、票が確定し、開票所のあとかたずけが済んだ後です。さて?何時までかかることやら?????


では行ってきます!

by asahikanokami | 2010-07-11 08:21 | 新地町の人々

新地ビエンナーレ2008

8月2日から相馬新地共同火力発電所の中のわくわくランドというところで『新地ビエンナーレ2008』という美術展が開催されておりました。

開催は今日まで。今日が最終日なんです。これは、なんでかんで(どんなことがあってもという意味の相馬弁です)いかなければなりません。

ちょうど仕入れから帰ってきたおっとっとは、仕入れてきたカニをゆでたり、魚をさばいたりと大忙しです。おっとっとも見に行きたいだろうに、留守番をさせて私一人出かけるのはちょっと気が引けます。

でもねぇ・・・・見たいなぁ・・・・。恐る恐るお伺いを立てたら
「行ってきたらいいべぇ」
という返事。

おっとっとの気が変わらないうちに、それっとすぐに車で相馬新地共同火力を目指しました。

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入口には大きな看板。

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わくわくしながら入っていくと、この展覧会の中心になっている齋藤研画伯が立っていらっしゃいました。

「先生、ブログに載せたいので、中に展示されている絵の写真を撮ってもいいですか?」

「良いよ」

許可をいただいたのでまずは先生をアップでパチリ。

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「ハンサムに写してくれよ」
と頼まれたのですが、なんだか気難しい顔になってしまいました。先生ごめんなさい。

最終日とあって見学する人が引きも切らずに訪れていました。その方たちが写らないように、そして鑑賞の邪魔をしないように写真を撮ってきました。

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写真を撮っていたら鑑賞していた中年男性の一群の声が聞こえました。

「わからん・・・」
「理解できない・・・」

現代美術は難しいです。頭で理解しようとしても無理です。わたしは理解などできないと最初から諦めて
「わぁきれい!」
「へぇ~~おもしろい!」
「ひゃぁ~、これはなんだろう???」
と楽しんできました。

たくさんの作品があったので見ごたえがありました。

そして小学生と中学生の描いた『新地百景』

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新地町のシンボルの鹿狼山(かろうさん)を描いた作品が多かったです。これは鹿狼山が新地町民にとっての心象風景なのだという証拠です。

鹿狼山。私も大好きです。

by asahikanokami | 2008-08-11 21:22 | 新地町の人々

遊海 しんち

今日は「遊海 しんち」というイベントがありました。「遊海」は「ゆかい」と無理やり読ませます。ちなみに、名付け親は私です。

我が家は昨日も今日も大忙しです。でもその忙しい合間を縫ってカメラを片手に浜まで走って行ってみました。

途中ですれ違ったり、追い越したりしたご近所の方に
「カメラを持ってそんなに急いでどこに行くの?」
と聞かれました。

もちろん
「取材よ!」
と答えました。ご近所さんはきっと私がどこかの新聞社に頼まれて、遊海しんちの記事を書くのだと勘違いしたかもしれません。そんな大それた取材ではありません。「朝日館の女将のてんてこ舞い日記」のための取材です。

息せき切って到着した釣師浜ではちょうど漁船のパレードが始まったところでした。浜辺からではうまく撮れそうにないので、築港の先端まで行っての取材です。

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座礁船の方向に向かって進んでいきます。

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なかなか勇壮です。そして大漁旗をはためかせて進む姿は壮観です。

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漁協前では模擬店も出ていました。地場産品などを売っています。

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それからビーチバレーも。

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もちろん海水浴客も。曇り空でちょっと肌寒かったのですがそれでも海に入っている人がいました。

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真中のアマチュア無線の大きなアンテナが上がっている白い四角い建物が我が家です。海まではこの近さです。

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そして、ちょっと振りむいたら堤防のところで一生懸命に作業している人がいました。

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近づいてみたら花火師の方たちでした。

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その花火は、浜で打ち上げられて我が家の真上で開きます。花火を台所の窓から眺めながら皿洗いをしました。昼に一生懸命に作業していた花火師さんの姿が思い出されて、いつもよりもきれいな花火だと思いました。

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by asahikanokami | 2008-08-02 22:54 | 新地町の人々

農業委員会の選挙

わが町で、何と30年ぶりに農業委員会の選挙が行われました。

ということで、選挙管理委員の私は朝からずっと役場でした。
午前中と午後から、8か所の投票所を表敬訪問(視察??)。そして19時から開票。

今日は暑かったのでクーラーが入っていない投票所の立会人の方たちはお気の毒でした。

投票率は78・8パーセント。身近な選挙でしかも30年ぶりの選挙だから80パーセントを超えるのではという予想がはずれました。

今月31日には福島海区の選挙もあります。今月は私にとっては選挙月間です。

by asahikanokami | 2008-07-06 22:05 | 新地町の人々

旅行の準備

「新地昔語り教室」が公民館の講座から独立して自主教室になりました。

今までは新地町からのサポートがあったのですが、今度は自分たちで運営しなければなりません。もっとも、引き続き公民館のバックアップはありますが。

そこで名称も「新地 語ってみっ会」と改めました。
そして来る6月29日の日曜日に「第二回 昔語り発表会」を開催する運びとなりました。

「ほんでは勉強のために、また遠野さ行ってみねぇが」
「行ぐべ。行ぐべ」
ということになり、6月3日に、我が家のバスで遠野まで研修旅行に出かけることとなりました。

今回も私が旅行のコーディネーターです。
「おまえは、ああでねぇ、こうでねぇって、細かいところにまでこだわってうるさいから、責任者にしておかれんだべぇ。アアデネェコーデネェターだべ」
と、おっとっとに言われました。そのとおりです。

ガイドブックを調べ、地図を取り出し、どこをどう回ればいいか、お昼はどこで食べることにするのか、会費をどのぐらい集めれば間に合うのか、等々。

そんな面倒なことを・・・と言われるのですが、じつはこの下調べをするのが大好きなんです。
出かける前に一度旅行した気分になります。

途中で食べるお菓子やお茶やコーヒー、そのほか何かこぼした時のタオル、使うかもしれないとガムテープやビニール袋やマジック等々。いろいろ用意したら結構な量になりました。

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今日はこれから我が家のバスに積み込みます。(まだ3日もあるのに気が早い)

3日が待ち遠しいです。
旅行の様子はまたレポートしますのでお楽しみにしていて下さいね。

by asahikanokami | 2008-05-31 19:03 | 新地町の人々