朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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<   2006年 06月 ( 11 )   > この月の画像一覧


命をいただく(その2)

昨日の日記を読見返して思い出したことがあります。

わたしが子どもの頃、戦後とはいえまだまだ物資不足でした。

ある日、父の大事なお客様がお出でになり、その夜は鶏鍋でした。

その頃、卵は貴重品だったので、我が家でも数羽のニワトリを飼っていました。えさをやるのは弟と私の子どもの役目でした。

弟はニワトリそれぞれに名前までつけていました。

お客様がお鍋に箸をつけようとしたときに弟が
「ぼくの・・・・ニワトリ・・・・」
と言い、その瞬間に、弟の目から大粒の涙がポロリとこぼれました。

驚いたお客様はあわてて箸を引っ込めました。
今度は父が驚いて弟をたしなめて、しきりにお客様にお鍋を勧めましたが・・・・、気まずい雰囲気が続き・・・とうとうお鍋に誰も箸をつけませんでした。

弟はその夜ずっと泣いていました。

昔は飼っているニワトリや豚がお客様のご馳走に変身することは普通の出来事でしたから。

ふとそんなことを思い出しました。
弟はあの晩の事を覚えているだろうか???今度弟に会った時にあの晩の事を覚えているかどうか聞いてみたいと思います。

by asahikanokami | 2006-06-28 09:00 | 我が家の家族と親類 | Comments(7)

命をいただく

先ほど息子の会社の社長がお食事にお越しくださいました。

3月にリビアに日食を見に出かけられてから、お互いに何となく忙しくて、旅行話を聞きそびれておりました。

今日もお客様のご接待でしたので、長話は出来ませんでしたが、ちょびっとだけ(少々という方言)お話をお聞きしました。

「社長さん。旅行はいかがでしたか?」
「うん、おもしぇがった(おもしろかった)」

「リビアってどんなお料理が出るんですか?」
「な~~に、日食観察がメインだから、ほとんど砂漠の中でテント暮らしだったんだ」

「毎日、パンとジュースとコーヒーだったべ。二回だけ肉を焼いたのが出たんだ」
「へぇ~~。何の肉ですか?」

「それがな・・・・・」

朝、目が覚めてテントから出たら、外に羊の皮を広げて干してあったそうです。昨日は確か無かったはず・・・・。

聞いてみたら夕べのご馳走の羊ちゃんの皮だったそうな。
そいうえば羊を連れてきていたけど、まさか自分達の食料とは思わなかったそうです。

中には残酷だと顔をしかめた人もいたらしい。

「ほんでもな、俺は生まれて初めて『食べ物を粗末にするな』って言う教えを実感したんだ」

「人間はいろいろな生き物の命をもらって自分の命を延ばしているってことを、こんな時に思い知らされるなぁ・・・」

「他の命をもらって生きているんだから、自殺はだめだべ。人を殺してもだめだべ。食べ物は命なんだから粗末には出来ないべ」

「写真をいっぱい撮ってきたから、見にこ(見においで)」

そう言ってお帰りになりました。

ちなみにパンもコーヒーもお肉も、サハラ砂漠の砂が入っていてジャリジャリしたそうです。それでもありがたく感謝して食べてきたとか。

多くのことを教えてくださった羊さんに感謝です。

by asahikanokami | 2006-06-27 14:28 | 我が家のお客様 | Comments(2)

メキキ百福自然農法実験会(謎の種の正体)

私が参加しているメキキ百福自然農法実験会。その資材の中に謎の種が入っておりました。

その作物の名前を当てるクイズが出ました。
『○○という作物の△△と言う種類』と解答しなければなりません。

そこで一生懸命に答えを考えてみました。

まず、作物は、葉物よりも実物の可能性が大きいです。なぜなら栽培の指導書を読むと『トマト、ナス、キュウリ、ゴーヤ、枝豆・・・』など実物ばかりだからです。葉物は除外しました。

次に、紙に実がなる作物を思いつく限りに書き出しました。

トマト、キュウリ、ナス、トウモロコシ、ゴーヤ、ミニトマト、オクラ、ヤーコン、チョロギ、エゴマ、ピーマン、パプリカ、ササギ、サヤエンドウ、しし唐、スイカ、カボチャ、瓜。

その中でトウモロコシは種の形状が違うので削除。ベランダ栽培の人もいるからツルが伸びる作物ではないような気がします。カボチャ、キュウリ、ゴーヤ、スイカ、瓜は削除。

双葉が出た状態の時にはそれがどんな作物か判断不能でした。
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しかし、茎が赤いのと緑色とがあります。どうしてでしょうか?

私はきっと実は赤いものだろうと推理しました。茎が赤いのは実も赤いから。

本葉が出てきました。
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それは、私が育てているオクラとそっくりでした。
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でもオクラは緑色。赤いオクラがあるんだろうか???
ネットで調べてみたらありました!赤オクラ!!

そこでクイズの答えを
『名前はオクラ。種類は赤オクラ』
と書いてやりました。

そしたら大正解
賞品をいただけることになりました。嬉しい~~な。

でも・・・・・わたしが育てていたオクラが・・・・とうとう枯れてしまいました・・・・・(涙)
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さきほど、泣く泣く抜き取りました。

ミニトマトは青い実がなってます。
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サラダミックスには黒い虫がつきました。なぜか竹パウダー栽培の方だけに虫がついてます。木酢を噴霧しても効果がないので、今日は割り箸で虫をつまみ出しました。12匹もいました。
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水菜は筋だけ残して葉は全部食べられてしまいました。虫さんたちはきっとおいしかったんでしょうね。
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by asahikanokami | 2006-06-20 17:31 | メキキ百福自然農法実験会 | Comments(2)

御用だ!無銭宿泊者!!

今日のお昼のこと。

「きゃあ~~~~~!!」
布を引き裂くような女の悲鳴。

あれは二階を掃除しているパートさんの声です。すわっ、何事!!

大急ぎで二階に駆け上がって
「なしたの?(どうしたの?)」
と聞くと、彼女は廊下に座り込んでガタガタと震えておりました。

「なしたの?」
震える指で彼女が指差した廊下の隅に、大きな綿ぼこリのような物が落ちていました。なんだろうと近づいて見たら、その大きな綿ぼこリがムクリと動きました。

「ぎゃあ~~!!」

さすがの私も一度は悲鳴を上げて飛びのきました。しかし、そこはツワモノ(?)の私、へっぴり腰で覗き込んだらそれはなんとこうもりでした。

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すぐにおっとっとを呼んで外に出してもらいました。
「ああ、このこうもりは夕べ、俺が戸を開けたら入ってきたこうもりだべ。とっくに外に出て行ったと思っていたんだけどなあ。出て行かなかったのか」

こうもり殿
我が家は旅館です。ご宿泊いただいたときにはお代をいただくことになっております。
無銭宿泊は困ります。ましてや無断でご宿泊なんて言語道断です。

今日は特別に宿泊代はサービスいたしますが、次回からはどうぞフロントでチェックインなさいまして、お帰りにはお代のお支払いをお願い申し上げます。

by asahikanokami | 2006-06-18 22:59 | 我が家のお客様 | Comments(4)

メキキ百福自然農法実験会(ミニトマトに花が咲いた)

6月3日に写真を撮ってはいたのですが、もろもろの事情により、アップするのが今日になってしましました。

サラダミックスは大きくなった葉を間引いて、もうすでに6回も我が家の食卓でサラダとなって胃袋に直行しました。

それでもまだこんなにも残ってます。日々、大きくなるので見ていても楽しいです。
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やはり普通栽培の方が大きくなってます。ところが根の張り方が違うんです。竹パウダー君の方が根がしっかり張っているのです。

たぶん、ぎっしりと種が蒔かれているので、竹パウダー君は根を張って養分を取り込むのに難儀をしているのかもしれません。味の違いは・・・・・今ひとつ違いがわかりません。

オクラは葉がポロリと落ちるので見てみたらアブラムシがいっぱいついていました。木酢液を薄めて散布。どうにか持ち直しました。
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でも今一、元気がありません。

唐辛子大きくなりました。植えるときに先っぽをポキリと折ってしまったので、ちょっと心配でしたが、ちゃんと脇から芽が出てきました。
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パプリカも順調な生育です。
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ミニトマトが一番大きくなりました。

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最初はこのぐらいの大きさでしたから比べると成長が一目瞭然です
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そしてミニトマトには今たくさんの花が咲いています。
とてもかわいい。
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サンチュは大きくなったので
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外側の葉っぱから収穫したら
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こんなにスリムになりました。
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ゴーヤはマイペースの成長です。なかなか大きくなりません。一緒のサンチュに遠慮しているのかしら。

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大豆たちはこんな感じですくすくと成育しております。この夏は枝豆でビール!うふふふ、楽しみです。
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そして謎の種
この植物の名前がクイズのなっているのですが、まだ本葉がチョロット顔を出している状態なので、なんと言う植物なのか判断するのは難しいです。
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不思議なことは茎が緑色のものと赤いものがあることです。
どうしてかな????
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このあたりに名前を判断する材料がありそうです。さて、この植物の名前はなんでしょうか????

by asahikanokami | 2006-06-06 10:22 | メキキ百福自然農法実験会 | Comments(3)

福島テレビアナウンサーによる朗読会

今日、15時から郡山市の郡山女子大記念館で、福島テレビのアナウンサーによる朗読会「amoureuse(アムルーズ)」が開催されました。

なんと!私の著作も朗読していただけることになっているのです。

しかし、今日は我が家ではご法事のお客様の予約が入っていて、とても朗読会には行くような状況ではありませんでした。

おっとっとが私を朗読会に行かせたいと、早朝からお料理の準備をしたこともあって、思いがけず早く終了しました。その上、ご法事のお客様も予定時間よりも早くお越しになり大方のお料理が終了しました。

さらに手伝ってくれているパートさん達が
「せっかくの朗読会だから行ってきたら。後はみんなでがんばるから」
と言ってくれたので、皆に甘えていそいそと出かけました。

新幹線で郡山に着いたのは朗読会が始まるギリギリの時間でした。会場にはすでに200人ぐらいの人が入っていました。

そしてロビーでは今日朗読される本を並べて販売していました。もちろん【まさいっつぁん】も。
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うふっ。自分の本が並んでいるのを見るのは嬉しいな。写真を撮る時に
「すみません。この本は私の本なので写真を撮らせてください」
な~~んて言って見ました。ちょっと良い気分でした。

朗読会は残念ながら、カメラはもちろん、ビデオでも携帯でも撮影禁止で、録画も録音も禁止でした。せっかくカメラやデコーダーを持ってきたのになぁ・・・・・。う~~ん、残念。

朗読会は、さすがにプロ。聞きほれました。2時間半の朗読会を飽きさせず、観客を引き込むテクニックはすばらしいものでした。

私の本は二番目に二人のアナウンサーが読んでくださいました。他の本はみんな一人しか朗読しないのに、私の本だけは二人の方が読んでくださいました。嬉しい。

最初は『愛はいらない、金をくれ』でした。おじいちゃんが娘夫婦の名前を忘れたフリをして
「金をくれたら名前を思い出してやる」
と言っておこずかいをまんまとせしめたお話です。あちこちからくすくすと笑いが起きました。

次は『繋がっている』でした。これはマイミクのルンルン美っちゃん♪のコンサートの日の出来事です。みんな繋がっているというお話です。ふと前を見たら前に座っていたおばさん二人が涙を拭いていました。あちこちから啜り泣きが聞こえました。

わ~~~い!!うれしいな!!

さすがにプロの方の朗読は上手です。聞く人の心を掴んで放しません。

朗読会終了後、一言お礼が言いたくてスタッフと言う名札を首からかけた人に、アナウンサーの方に会わせてくださいとお願いしてみました。

しかし、朗読会終了後で今着替え中だからと、恐い顔で断られてしまいました。
「そうですか・・・・・。私の本を読んでいただいたので一言お礼が言いたかったのです」
と私が言った瞬間、スタッフの方の表情が変わりました。

「えっ。村上さんですか。そうですか。それは、それは。どうぞ、どうぞこちらに」

手の平を返したように満面の笑顔になって、そしてすぐに楽屋に案内されました。ぐふっ。

アナウンサーの皆さんにお礼を言に行ったのに、反対にお礼を言われ、お忙しいのに皆さんがわざわざ集まってきてくださって、記念写真を撮りました。こうして嬉しい一日が終わりました。


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by asahikanokami | 2006-06-05 00:12 | 我が家の日常 | Comments(2)

川越紀行(10.人生はすばらしい)

川越紀行の最後に齋藤研先生の個展の図録に載っているフィンランドの美術史学者Roger Gustafsson氏が齋藤研先生にあてた手紙の冒頭部分を紹介してまとめにしたいと思います。

**************************

人が人生を歩む時、その道程は真珠の連なりのように思われます。一粒の真珠ごとに新しい人との出会いがあります。

こうした出会いは偶然思わぬときに訪れるものです。そして、一つ一つの出会いが、我々の人生に違った影響を与え、多くの場合、次の道程を豊かにする経験を与えてくれます。

出逢いが人生をまったく違うものにしてしまうこともあります。その後の一生を左右するすばらしい恋を見つけるかもしれません。

会うべきではなかった人物に会うかもしれませんが、そんな出来事も何かの教訓になるものです。

一寸先は闇だからこそ、人生はすばらしいのです。

***************************

良きかな朋友。楽しきかな人生。
すべてに感謝。

          (おわり)

by asahikanokami | 2006-06-03 00:13 | うちのおっとっと | Comments(0)

川越紀行(9.ヘイズ銀座)

出発前に柏崎さんから
「みほりんが東京にきたらはっちゃんのところに案内するから」
とメールが来たときには飛び上がるほど嬉しかったのです。

はっちゃんというのは、同じメキキ仲間のハッチエッグ社長の平田さん。平田さんは『ヘイズ銀座』というレンタルオフィスもやっています。

そのレンタルオフィスは普通の貸し事務所ではなく、ヘイズ銀座独特なものなそうです。平田さんがヘイズ銀座を開いてから、いつか平田さんが考えたオープンタイプのレンタルオフィスと言うのを見てみたいと思っていました。

ヘイズ銀座はシャネルビルの後ろ側にありました。


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どきどきするなぁ。わくわくするなぁ。うれしいなぁ。
エレベーターの中でウキウキしている私。

平田さんのヘイズ銀座は想像以上に洗練されていて凛としていてそれなのにほっとする何かがありました。

普通の貸事務所と根本的に違うのは、オープンスペースになっていること。会員同士の交流を大事にしていること。平田さんがその仲立ちをすると同時に、会員の夢を応援しサポートしていること。

さすが!平田さん!!すてきな空間でした。

平田さんとおしゃべりしていたら、そこに戸松さんご夫妻が飛んできてくれました。戸松ご夫婦とは連休に会ったばかり。一月のうちに二回も会えるなんて。娘のようなひとみちゃんはいつ会ってもかわいい。

平田さんに他にもメキキの会員がいるからと紹介してもらっていると、後ろのほうから聞き覚えのある声が聞こえてきました。

鈴を転がすようなあの声の持ち主は、もちろん、歌手の朝比奈さんです。朝比奈さんは今日は仕事のはず・・・・。どうしてここに????

朝比奈さんは仕事を代わってもらいここに飛んできてくれたのでした。柏崎さんも朝比奈さんが来ることを知っていたのに、私達を驚かせようと内緒にしていたのでした。

夕方になったので平田さんが行きつけのお店で、宴会となりました。メキキの会の仲間の萩野さんや齋藤さんも来てくれました。銀座で飲み会なんて、田舎者にとっては夢のような出来事です。


おっとっとが何度も
「俺達、銀座で飲んでいるんだよな。夢でないか。夢でないよな」
とつぶやいておりました。

戸松さんと朝比奈さんと柏崎さん
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左から萩野さん、私、おっとっと、朝比奈さん、柏崎さん、平田さん、齋藤さん、戸松さんご夫婦
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楽しく銀座の夜は更けて行ったのでした。

ぎゃ!新幹線の出発時間で~~す。名残惜しいけれど帰らなきゃ。柏崎さんと朝比奈さんが東京駅まで送ってくれました。

        (つづく)

by asahikanokami | 2006-06-03 00:06 | Comments(0)

あたるといいな

合計1000万円の旅が当たるプレゼントキャンペーン開催中!

あたるような気がする。もしあたったら・・・・何に使おうかな。

やっほ~~~、楽しみ、楽しみ。

あたりますように!!

by asahikanokami | 2006-06-02 22:08 | お知らせ | Comments(0)

川越紀行(8.節穴)

若い頃、私が好きになる人はハンサム(あ、ハンサムって今は言わないんですよね。イケメンのことです)で細身の長身の人でした。私ってメンクイだったんです。

それなのでほとんどの人に質問されます。
「どうしておっとっとと結婚したの?」

お答えしましょう。

私達は見合い結婚です。一度は見合いなるものをしてみようと、仲人が趣味のおばに頼んだのが運のつき。おばがある日、30人ぐらいのお見合い写真を持ってやってきました。その中に釣書しかない人がいたのです。その人とお見合いをすることにしました。それがおっとっとでした。

結婚する気がなくて、面白半分でお見合いをした私は、断る理由が一番多い人を選んだのです。
まず商売を継がなければならないから、私には商売は無理と言える。同居の小姑が二人いる。写真がないから、後で好みの顔でないと断れる。などなど・・・。

そして、やっぱり理想とは程遠いおっとっととのお見合いは、その日のうちに断って、その当時勤めていた岐阜に帰ったのでした。

ところが仲人さんが
「一度で断るのは相手に失礼だからもう一度会ってください」
と言うのです。しぶしぶ、もう一度会うことにしました。

おっとっとは新地から、私は岐阜から出てきて、東京で会いました。その時にコーヒーを飲んだのが銀座の交通会館の最上階のグルッと廻る喫茶店でした。

「ほら、ほら、おまえとここでデートしたべ」
交通会館の前を通る時におっとっとに言われて思い出しました。ここは初デートの場所でした。たしか・・・昭和46年ごろですからもう35年も前になります。

その後、どうなったかって?

もちろん、帰ってから即お断りしました。しかし、私の父が、どういうわけかおっとっとをすっかり気に入り、勝手に結婚をすすめて、なぜか結納の日取りまで決まってしまったのです。

怒った私は結納の日も帰りませんでした。新婦不在で結納が交わされ、父の
「おまえはまだ若い。人を見る目はお父さんの方が長けている。お父さんの人を見る目を信じなさい」
と言う一言でしぶしぶ結婚したのでした。

昔は父親の権限は大きかったんです。

父は亡くなってしまいましたが、時々、ここだけの話ですが、おっとっとには内緒ですが
「おとうさんの目は節穴だったんじゃないの」
って言いたい時があります。

父は天国で苦笑しているかもしれません。

いや
「そんなことはない」
って言うかな・・・・・・。どっちだろう・・・・???。

(つづく)

by asahikanokami | 2006-06-02 21:50 | うちのおっとっと | Comments(0)