朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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<   2007年 01月 ( 7 )   > この月の画像一覧


ま・さ・つ・へ?

私には二人の子供がいます。

最初の子は娘で、我が子ながら何でも良く出来る自慢の娘でしたが、2000年6月に光の国に引っ越してしまいました。

二番目は息子です。我一族の本家の跡取り息子が生まれたと、誕生を大喜びされた息子です。どれぐらい喜ばれたかと言うと、舅が当時新築したばかりの大広間で120名をご招待して「孫ぶるまい」というお披露目のお祝いをしたぐらいですから、そのことから押して知るべしです。

娘は小さい時から記憶力に優れていて、絵本を読み聞かせをしているだけで2歳にならない頃から字を覚え始めました。近所の小学生と遊んでいたので、宿題が終わるまでそばで待っているうちに、自然に字も計算も覚えたようです。教えもしないうちに保育所に通う頃はひらがなやカタカナだけではなく漢字も読めるようになり、九九も覚えていました。

一方、息子は私が仕事が忙しいので、舅と姑が育ててくれました。あまりに可愛がられ大事に育てられ総領の甚六状態でした。

ちょっと心配だったので二年保育所に通った娘よりも一年長い三年保育の保育所に通わせることにしました。

そこで下駄箱やお道具入れなどに書かれた自分の名前ぐらいは読めないとと思い、字を教えることにしました。

ところが嫌がって字を覚えてくれません。カルタやひらがなの書いてある積み木や絵本など、いろいろ工夫をして教えようとしましたが、ことごとくだめでした。

ならばせめて名前だけでもと思い息子の名前の
「ま・さ・つ・ぐ」
という4文字だけを教え込みました。

するとその前に教えていたひらがなもちょっとだけは覚えていたようで
「く」と「へ」
の区別がつかないのです。

それで
「起きているのが『く』寝ているのが『へ』だよ」
って教えました。息子は面白がって立って
「く!」
と言い、ごろりと横になって
「へ!」
と言って遊んでいました。やれやれ、これで自分の名前の『ぐ』を覚えてくれたと安心しました。

その夜、息子を寝かしつけようとお布団に寝せたら突然息子が号泣しだしました。

驚いて
「どうしたの?お腹が痛いの?」
って聞いたら、激しく首を横に振ってますます激しく泣きます。ひとしきり泣いた後、まだ泣きじゃくりながら息子が
「ぼ・ぼ・ぼく・・へは・・い・い・嫌だ・・・」
と言います。

「へ?へってなに?おならのこと?」
と聞くと 、また首を横に振って
「僕・・・起きている時は『ま・さ・つ・ぐ』だったけど、今寝たから『ま・さ・つ・へ』になってしまった・・・。へは嫌だ・・・ぐがいい」
と又泣き出してしまいました。

その発想がいかにも子供らしくておかしいやら可愛いやら。

現在は30を過ぎて結婚する気もなく、舅の希望に反して家を継ぐのが嫌だとサラリーマンになってしまった息子。
日曜日でも、デートする彼女もなくて家でゴロゴロしている息子。

見上げるような図体に育って、今やむさくるしくなってしまった息子にもこんな可愛い時代があった・・なぁ・・。

by asahikanokami | 2007-01-31 19:40 | 我が家の家族と親類 | Comments(2)

がんばれ!なおさん!!

昨日は大勢のお客様の大宴会でした。

その最中に東京の友人から電話が。

「山形のなおさんが倒れて病院に運ばれたらいしいよ。脳幹出血で意識が無いらしい。今、集中治療室に入っているが、すごく難しい状態みたいだ」

電話を聞きながら足が震えました。頭が真っ白。放心状態。

なおさんこと、井上直人さんは、仲良しのお友達。我が家で何度も他の友人達と泊まってくれて、一緒に一晩中語り合った仲間なのです。

何年前になるでしょうか・・・。たしか、2001年の秋だったと思います。我が家で「メキキの会」の講演会がありました。その時に奥さんとまだ小さかった息子さんと一緒に参加したのが、なおさんが我が家に来た最初です。

その時に、実家の事業をお父様から引き継いだこと。その時はすでに自分の会社が経営不振だったこと。そして倒産。今は無職で自分にふさわしい仕事を探している最中だと言う話をしてくれました。

その後、紆余曲折があったけれど、勉強して資格を取り、商工会の経営指導員になりました。

「僕が自分の会社の倒産を経験したことで、きっと、他の方の力になってあげることが出来る」
と、いつも話していました。そして、その通りに、面倒見の良いなおさんは、中小企業の経営者にとって、頼りになる指導員なのです。

まだお子さんも小学生になったばかり。結婚以来、倒産やらなにやらの最中でも、なおさんを信じてずっと一緒に歩いてきた美人の奥さん。

ハンサムななおさんと美人の奥さんとかわいい坊やが一緒にいると、まるで絵に描いたような素敵なご家族でした。

そのなおさんが倒れた・・・・・。

昨日から全国の仲間が一心に快復を祈っています。

なおさん!がんばれ!まけるな!!
今までだって、いろいろな事があっても奥さんと二人で手を取り合って乗り越えてきたなおさんじゃないですか!
今が正念場。なおさんならきっと病気を克服できる!

なおさ~~ん!目を開けて!何か話をして!
がんばれ~~!!がんばれ~~~!!

なおさんの底力を信じているよ。ずっとずっと快復を祈っているからね。

by asahikanokami | 2007-01-18 17:14 | 友人のこと | Comments(0)

龍昌寺の方丈様のお話

今日は舅の三回忌でした。義妹夫婦二組と家族3人の7人で法要をしました。

いつもは方丈様にお出でいただいて、我が家のお仏壇で読経をしていただき、お墓参りをし、我が家で直会と言うことになります。しかし、おっとっとと相談をしているうちに、菩提寺に行った事が無いということに気がつき、菩提寺の龍昌寺で法要をすることにしました。

大きな本堂に7人がちょこんと並んで法要をしました。その後、方丈様からとても心に残るお話をお聞きしました。

「人間は前向きに生きるように、すべてが作られています。目も耳も口も鼻も、手足さえも前向きになっています。

後ろ向きになっているものなど一つも無いことに気がつかなければなりません。

そして、口以外はすべて二つ備わっています。それはなぜでしょうか?

目は二つあるからこそ焦点が合います。一つでは距離が測れません。二つの目でしっかりと相手との距離を測り暮らしていきます。

二つの耳で、右も左も、全ての異なる意見を聞き分けることが出来ます。

二つの手があればこそ愛しむものを抱きかかえることができ、二つの足があればこそ苦しむものたちに歩み寄ることが出来るのです。

人とは本来そういう風につくられているのでしょうね。

それに対して口は一つです。

その割で口を開けと言うことなのでしょう。思ったままに言ってはならず、二つ言いたくても一つにしておきなさいと言うことなのでしょう。まして、余計なことを言って人を傷つけてはなりません。

このせっかく前向きに授かった体を横向きに暮らすのは悲しいことです。全ての器官が前向きであっても、心が前向きでなければ前を向くことは出来きません。

心に従うことです。

周りに惑わされず、自分の未来をしっかり見つめて歩く人こそ、本来の授かった姿を生かす人なのだと思います。

後悔するなんて淋しいことだ
そのときを良いと思って生きたんだから
前を向いて歩くのがいいよ」

今日は風が強かったのですが、空は晴れ渡り、気持ちの良い一日でした。方丈様のお話は、お寺から帰ってきてからも何度も反芻するほど心に残るお説教でした。

by asahikanokami | 2007-01-14 21:52 | 我が家の家族と親類 | Comments(3)

ありえねぇ!

今日は仕入れに仙台まで行くというおっとっとの車に便乗して、仙台に行って来ました。

MデパートからFデパートへ。一番町をテクテクとウインドウショッピングしながら歩きました。

途中でちょっとスタバに寄って見ました。
なにせ新地にはスタバもドトールもありません。普通の喫茶店があるだけなのです。(しかも、おはぎを売っている)

で、こういうコーヒー店ではいつも緊張すんです、注文する時。カウンターの壁のメニューを見ながら注文をしたのですが、ここだけの話ですが、実は私はカタカナ語に弱いのです。

「ご注文をどうぞ」
「きゃ・きゃ・キャラ・・・メル・・・マキアートとか言うものください」
「サイズは?」
「さ・さ・サイズ???あ・あ・あの・普通のを・・・」

コーヒー一杯注文するだけなのに緊張で口がからからです。
新地でなら
「コーヒーください」
「ホットですか?アイスですか?」
「ホット」
これだけでちゃんとコーヒーが出てきます。

とにかく渡された紙コップを持って、椅子に座りはじめてほっとしました。いやぁ、コーヒー一杯を飲むのにこの冷や汗は何なんでしょうか。

さてコーヒーでホッと一息ついて、次のデパートを目指して歩きました。すると某高級ブランド店に素敵な帽子をかぶったご婦人が入って行きました。さすが!ブランド店に入る人はおしゃれだなと見るとはなしに足元を見て、腰が抜けそうに仰天しました。

「えっ!えっ!なに!なんなの!」

なんとそのご婦人の履物はゴム長だったのです。

最初は、見間違いかと思いました。ジロジロ見るのも失礼なのでウインドウのマネキンを見る振りをして、しっかりと確認しました。確かにゴム長。それもそうとう履き古した白いゴム長でした。

新地でなら日常的にゴム長を見かけます。漁業や農業の奥様達の御用達ですから。でも、ここは仙台のど真ん中。しかもブランド店。

「ありえねぇ!」

思わず口をついてでた言葉は、我が家を手伝ってくれている体育会系のパートさんの口癖。

それにしても・・・・どうして、あの素敵な帽子とコートにゴム長だったのでしょうか。今日の仙台は良いお天気だったのに。

そして帰りに乗った地下鉄でも、向の席に座ったピンクのコートのお嬢さん。やおら人差し指を鼻の穴に突っ込んで、人前かまわず、鼻をほじくってました。

「ありえねぇ!」

あいにくすぐに仙台駅に到着したので、その後、あの鼻に突っ込んだ人差し指をどうしたか見届けることは出来ませんでした。(よほど、このまま乗り越して観察を続けようかと思いましたが断念して下車して帰ってきました)

by asahikanokami | 2007-01-11 22:16 | 私のこと | Comments(0)

停電 でも、ついてる

停電だったんです。でも、ついてました。

えっ?消えてるから停電でしょうって?
そうです。電気は消えてましたが、ツキがついてました。

今年のお正月の大忙しさは7日まででした。7日は16時から70名の大宴会。

コンパニオンさんが6名も入ったので、それはそれは大盛り上がり。

70名でお酒が150本。焼酎が6本。ウイスキーが2本。それに、お客様がこっそり持ち込んだお神酒2升が空になりました。ありがとうございました。

さて、20時になり宴会もお開きになり、コンパニオンさんも帰り、皆さんが送迎バスに乗り込みました。残ったのは幹事さんと泥酔のお客様。みなさん、玄関まででてきた時、停電しました。20時20分ごろのことです。

「朝日か~~~ん!!ブレイカーが落ちたぞ!!」
警報装置の停電を知らせる音が鳴っています。

我が家は停電になると非常灯が全館いっせいに点きます。だから、だいぶ薄暗いのですが、ろうそくなどを点ける必要がありません。

外に出てみたら真っ暗。我が家以外は、どこのお家も真っ暗なのです。

外は強風。きっと送電線が切れたのでしょう。

それにしてもついてます。

もし、宴会の最中だったらきっと大混乱だったことでしょう。
酔っ払ったお客様が怪我をしなかったとは言い切れません。みなさん、千鳥足でしたから。あと20分早く停電になっていたら・・・・と思うとぞっとしました。

お帰りになったお客様は他県のお客様だったので、停電のことなど何も知らず、良いご機嫌でお帰りになりました。良かった・・・。

残ったお客様は、幹事さんでしたので比較的シラフでしたから、停電になっても大丈夫でした。泥酔のお客様は、停電したことさえ記憶に無いでしょう。

お客様を送って帰ってきたおっとっとの話だと、新地町中真っ暗で、県境を越えたらとたんに明るかったそうです。

電気は一度点いて、すぐ又切れて、回復したのは20時50分頃でした。某テレビ局の大河ドラマを見ていた人は、停電で途中から見ることが出来なくてがっかりしていることでしょう。

それにしても、久しぶりに停電を経験し、夜がこれほどまでに真っ暗だと言うことを、改めて経験できて良かったです。星も月も出ていない嵐の夜でしたので、鼻をつままれても誰だかわからないほど、真っ暗でした。

昔は夜ってこんな風だったんですよねぇ。

電気が来ないと、暖房もつかない、お風呂も沸かせない、テレビもパソコンも出来ない。

改めて電気のある生活の便利さに気がつき、そしてまた、停電おかげで、夜の闇の深さを知ることが出来ました。

今年はついてる!!電気はつかなかったけど。

by asahikanokami | 2007-01-09 11:29 | 我が家のお客様 | Comments(2)

年末ジャンボが当った!!

といっても、去年のジャンボではありません。おととしのジャンボです。

といっても、3億円ではありません。3000円です。

と、最初におことわりしておきます。

年末に神棚をお掃除したら宝くじを見つけました、2005年の年末ジャンボ。

そういえば・・・・仙台の良く当たると言う売り場に出かけていって買ったんだった・・・。おっとっとに
「早く当たったかどうか調べて、換金して来い」
って言われていたのに
「3億円当たっているに決まっているから調べなくてもいいの!すぐにとりに行かないで3億円を預けておくの。もしかしたら利子がつくかもしれないしね」
と強情を張って換金に行かなかった私・・・・。

もうきっと、換金できる期間は過ぎているだろうな・・・・と思いつつ、くじが入っている袋を見たら、なんと、4日まで大丈夫だと言うことがわかりました。

昨日、忙しかったけど、3億円を引き取りに相馬市まで出かけてきました。

そしたら、3000円当たってました。
「明日なら換金できないとこでしたよ。滑り込みセーフですね」
と、宝くじ売り場のお嬢ちゃんにニッコリ笑顔で言われました。

それでは、3億円は、来年頂くということに決めておきます。(昨年末は忙しくて買えなかった・・・・)

by asahikanokami | 2007-01-05 21:16 | 私のこと | Comments(0)

釣師浜の初日の出

あけましておめでとうございます
朝の忙しい準備の合間を縫って、と言いますか、おっとっとに全部押し付けて、釣師浜の初日の撮影に行って来ました。

我が家からは徒歩で3分。

浜では大勢の人が、焚き火を焚いて日の出を待っていました。
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* 着膨れて だるまのごとく 初日待つ

花火が上がりました。日の出の時間です。あちこちから
「お~~!」
と言う喜びの声が上がりました。

*初日告ぐ 花火に浜辺 どよめけリ

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*金色に 辺りを染めて 初日の出

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*ゆうらりと 釣師の浜より 初日の出

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*釣師浜 初日ためらはず 登りけり

「釣師浜をきれいにする会」の人たちが、浜に流れ着いた流木を拾い集めて、焚き火を焚き、浜汁を作ってサービスをしていました。

鳥居もその人たちが用意したものです。

今年は雲も無く、風も穏やかで、暖かく、静かで良い元日です。

*黒豆に ふたつみつ赤きチョロギかな

今年も朝日館をどうぞよろしくお願い申し上げます。

by asahikanokami | 2007-01-01 18:03 | 新地町の人々 | Comments(3)