朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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南イタリアの旅 55(帰国)

最後の朝ごはんはバイキングです。
これでもうイタリアでお食事することは、当分の間ないことでしょう。

一生懸命に働いて、またイタリア旅行をしたいです。

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ホテルのロビーでちょっとくたびれ気味のおっとっとです。この髭面ではマフィアに間違われるのがわかります。

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バックの横にあるのがシチリア焼きの植木鉢二個入りの手提げ袋です。

パレルモ空港からミラノに飛び、ワインをゲットし、いよいよ成田に向かって飛びます。

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行きにも故障していたパーソナルテレビ。帰りも故障していました。一体どうなっているのでしょうか。

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しかたがないので、お隣に座った方とおしゃべり&寝ることにしました。
私の特技。どこでも寝ること。飛行機の中だろうとぐっすりと寝ることができます。気がつけば、体が半分ぐらい椅子からずり落ちていました。われながら良くこんな格好で寝れたものです。

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機内食です。

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おそばが出ました。伸びきったおそばですが、何となく美味しく感じるのは、久しぶりの日本食だからでしょうか。

二回目の機内食です。

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白いお団子はモッツァレラチーズです。

成田に着きました。荷物を取って、同行した皆さんとお別れを惜しんで新地まで帰ってきました。

今回の旅は人に恵まれました。添乗員さんはもちろんのこと、現地のバス運転手のジョバンニさん。そして8日間一緒に廻った同行者の皆さん。皆、良い方達で本当に楽しく8日間を過ごすことができました。

中に一人でも気難しい人や、団体行動が苦手な方がいると、8日間も一緒に旅行するのは大変です。今回はそんな方もいなくて、和気藹々と旅行できました。

イタリアが大好きです。
小さなお店の方がとても元気が良いのです。街行く人たちの活気があります。そして気さくです。

「ボンジョールノ!」
「チャオ!」
と声をかけると、とびっきりの笑顔が返ってきます。

イタリア大好き!!
またいつかきっとイタリアに行きたいと思ってます。


長々と旅日記を書きました。55回も書いたことに我ながら驚いています。それがとりもなおさず、今回の旅行が楽しかったことを物語っています。

結婚35年を記念して出かけたイタリア。夫婦喧嘩ばかりでしたが、我々夫婦ならではの珍道中でもありました。

この旅行記はきっといつまでも我々夫婦の思い出として残る事と思います。

長い間、旅日記にお付き合いくださいましてありがとうございました。

by asahikanokami | 2007-06-30 19:16 | 旅の話 | Comments(4)

南イタリアの旅 54 (改名)

さて、問題です。
私達夫婦が撮ってきた写真の枚数はどのぐらいでしょうか?

① 100枚   ② 500枚  ③ 1000枚

さてどのぐらいでしょうか???

答えは、私が650枚。おっとっとが350枚。

二人あわせると1000枚。

すご~~~い!!
って自分でびっくりしてどうする!

デジカメからパソコンに取り込もうとしたら、パソコンがフリーズしました。パソコンだってそんなにたくさんの写真を入れられたら驚きますよね。

ほとんど、ビデオテープのように記録してきました。食べたもの、見たもの、聞いたこと、面白いと思ったもの、見たことのないもの、などなど。

時間を記録したい時には時計を。場所を記録したい時には標識を。したがって、他人が見たら
「なにこれ?」
という写真もいっぱいあります。

今回、思い切ってデジカメを買って出かけました。で、古いデジカメをおっとっとに渡しました。デジカメ初体験のおっとっと。面白がっって使ってました。

二人で同じ所を同じアングルで撮っているので、ほとんどの観光地は同じような写真が二枚あります。意味ないじゃん!

夫婦二人でカメラ片手に、あちこち走り回っては写真撮影するので添乗員さんにニックネームをつけられました。

林家ペー&パー子。

今までは『新地の大助・花子』と名乗っていた我々夫婦。今回のたびから『新地のペー・パー子』と改名いたします。

あ、そうだ!ピンクの服を買わなくちゃ!!

by asahikanokami | 2007-06-30 19:10 | 旅の話 | Comments(0)

南イタリアの旅 53 (添乗員の西村由香さん)

今回の旅行が楽しかったことの一番は、添乗員さんです。
人気添乗員さんなそうです。

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なるほどと納得するすばらしい添乗員さんでした。

ここにお名前を挙げるのはどうかな・・・とも思ったのですが、こういうステキな方もいると言う意味で、お名前を書きました。

まず、すばらしいのが気配りです。添乗員と言う仕事なので、それは当たり前だと言う人がいると思います。

そうです、それが彼女の仕事です。

しかし、彼女の仕事に対する情熱はすごいと感服して脱帽してしまいました。

34名の参加者。皆さん、年齢も住所も違います。それぞれが、それぞれの思いを抱いて旅行に参加しました。

その全員の希望を出来るだけかなえる様に走り回る姿に感動しました。出来ないと明らかにわかっていることでも、必ず努力するのです。断らずに
「ちょっとお待ちくださいね」
と言って、調べてくれたり、探してくれるのです。

だから、もし、希望通りに行かなくても参加者からは感謝の言葉が出ました。

そして、何よりも勉強振りにも驚きました。博学です。今回廻る観光地はもとより、近辺のこと、歴史などまで詳しく勉強していて、質問すると即座に答えてくれるのです。

なぜ、そんなに詳しいのでしょうか?その秘密をちょっとだけ見つけました。

現地のガイドさんがいろいろ説明している時に、自分の知らないことはすぐにメモをしているのです。

メモをしながらも、参加者に目配りしています。つねにお客様が満足しているのか気をつけています。

同じように客商売の私。いかに毎日を適当に過ごしていたのか反省しました。

バスの中でのガイドも、自分でボケて自分で突っ込んで、まるでDJを聞いているようで楽しかったです。お陰で、バスの中で少し眠ろうかと思っても、楽しくて眠ることが出来ませんでした。

西村由香さん。あなたとご一緒できて楽しかったです。8日間、本当にありがとうございました。

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by asahikanokami | 2007-06-30 19:09 | 旅の話 | Comments(4)

南イタリアの旅 52 (パレルモ名物)

パレルモ空港でチェックインした後、ちょっとだけ自由時間がありました。

もちろん、ワイン探しです。しかしここではお目当てのワインは見つかりませんでした。

ウインドウショッピングも楽しいものです。イタリアの製品は色彩が豊かでデザインもすてきです。

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添乗員さんが
「パレルモの名物はアランチーニというおむすびです」
と言ったので、さっそく見つけて買いました。

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大きなおむすびのフライです。

中はミートソースが入っています。ご飯はピラフ風。中のソースもご飯も油っこくて、それをさらにフライにしてあるので、ものすごくカロリーが高そうです。

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美味しいのですが、さすがに半分食べたらもう食べる気がしなくなりました。

ミラノ空港までの1時間半。おむすびにかじりつきながら空の上でした。

by asahikanokami | 2007-06-30 19:06 | 旅の話 | Comments(0)

南イタリアの旅 51 (顔パス)

では、マフィアつながりのお話です。

いよいよ帰国となりました。
荷物をまとめてホテルを出発です。

パレルモ空港で荷物を出すことになりました。後はこの荷物は成田までそのまま運ばれます。

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窓口でチケットを見せて荷物を台の上に置きました。

窓口のお姉さん。じっとおっとっとの顔を見るとチケットに何やら紙をパチンとホッチキスで止めて、ペンを出して
「サイン プリーズ」
「はっ?サイン?名前を書けって??」
やおら名前を書くおっとっと。

って言うことは私もかな?と思いその横に名前を書こうとしたら
「ノー、ノー、OK」
と私はサインの必要がありませんでした。

添乗員さんにどうしておっとっとだけサインを求められたのか聞いてみましたが、添乗員暦15年でもはじめてのことなそうです。

カウンターで聞いてもらったら、サインは必要ないというので、どうしてサインをさせられたのか謎のまま帰国しました。

空港の検査でスーツーケースに麻薬などが入っているのが発見されることがあるそうです。スースケースをカウンターで預けた後で誰かに入れられたと言い張られると困るので、スーツケースの鍵は私が閉めましたというサインを求められることがあるのだとか。

ひゃあ!!

おっとっと!あなた!マフィアと間違われたみたいですよ!!
だからひげを剃りなさいと言ったのに・・・。
「どうせ帰国するだけだから髭面でもいい」
なんて言うから、ほら御覧なさい。それでなくても、あなたは人相が悪いのですからね。

そしてさらに、パレルモ空港で飛行機に乗るときに、入り口でチケットをちぎって半券をくれるのに、なぜかおっとっとはチケットをちぎらずにそのまま
「OK」
と通されました。

座席に座ってしばらくすると、きれいなお姉さんがあわてた様子で走ってきて
「チケット、プリーズ」
といって半分ちぎっていかれました。

「もしかして俺、顔パスだったかな」

ぶぶっ!ほらね!やっぱり、マフィアと思われている。

by asahikanokami | 2007-06-30 19:01 | 旅の話 | Comments(0)

南イタリアの旅 50 (マフィア)

記念すべき50回目の日記がマフィアというのも・・・なんですが・・・・・・。

シチリアといえばマフィア。そしてここパレルモはその中でもシチリアマフィアの本拠地として有名です。ゴットファーザーの物語はここで生まれました。

その昔、スペイン統治下時代に、スペインの貴族達は自国にいて、ここシチリアを遠隔領地にしていました。

その為にシチリアには支配人が置かれ、その支配人たちが農民の管理や税の取立てや私兵として雇っていた集団が、やがてマフィアへと変貌して行ったのだとか。

彼らは麻薬取引などで巨万の富を築き、巨大な勢力となりました。

その彼らの鉄則が「言うな。聞くな。見るな」だったのです。
言いたがりのおっとっとがマフィアになったら、即、抹殺されることでしょう。

多くの辣腕の検事が送り込まれましたが、多くは射殺されて亡くなっているのだそうです。防弾チョッキを着て、防弾ガラスの車に乗り、一切の通行経路を秘密にし手、なおかつ毎日通行経路や出発時間を変更しても、その努力はマフィア組織の前では通じませんでした。

なんとマフィアには、驚くほどの情報網が張り巡らされていて、一瞬にしてその情報が届くそうです。

それはインターネット顔負けの、口伝の情報網なそうで、目がまん丸になるほどの驚き~~~~!!

それは、情報を聞いた相手と伝える相手を信用しないと出来ないことです。いかにマフィアの団結力が強いかわかります。またそのような強い団結力のためには、多くの裏切り者の血が流れたことでしょう。

葉巻をくわえ、リムジンに乗り、美女をはべらせ・・・・という映画のようなマフィアはいなくて、市民の生活に溶け込み、地味な生活を送っているのです。

経済界、政界はもちろんのこと、警察の中にまで人脈を張り巡らして、今でもイタリアでは多くの影響を与えているのだとか。政府要人が逮捕などと言うこともままあるのだそうです。

ちょっと、日本のやくざとは違うようです。

by asahikanokami | 2007-06-30 19:00 | 旅の話 | Comments(0)

南イタリアの旅 49 (ハッピ~バースディ)

この日の夕食時に添乗員さんが
「明日、6月6日がお誕生日の方がおります。帰国でお祝いすることが出来ませんので、一日早く今夜お祝いしたいと思います。では、○○さん!ご起立ください。お誕生日おめでとうございま~~す!!」

当人はポカンとしています。そしてあわてて立ち上がりました。

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「ああ、そうだった。明日は僕の誕生日だった」

ケーキが運ばれてきました。ろうそくを嬉しそうに吹き消しました。本当に嬉しそう。

すると添乗員さんが
「はい!お祝いの品です」
と袋を渡され、その中からはТシャツが出てきました。

着てみるとTシャツの絵柄はマフィアです。三人のマフィアが日光の「見猿・聞か猿・言わ猿」よろしく、目と耳と口を手で押さえています。

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わあ!あのTシャツが欲しい!!

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おっとっとに着せたいと思った私ですが、思いなおしました。
おっとっとがこれ以上人の話を聞かなくなったら大変です。そして、もっとしっかりといろいろなことを見て欲しいです。

もし、店頭に
「言わない・言わない・言わない」
という、口を押さえた三人のマフィアの絵柄のTシャツがあったなら、すべて買い占めるんだけどなぁ。

そして、毎日、そのTシャツをおっとっとに着せるんだけどなぁ。

by asahikanokami | 2007-06-30 18:58 | 旅の話 | Comments(0)

南イタリアの旅 48 (最後の夕食)

あしたはいよいよ帰国です。
あっという間の8日間でした。

なんだか帰りたくないです。もっとここにいたい。

そんなことを思いながらの夕食です。

まずはスパゲッティ・ボンゴレ(アサリのスパゲッティ)

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アサリのスープをスパゲッティが吸って美味しいです。

サラダ。野菜不足の体には嬉しいです。

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最後はフルーツ。

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いよいよ帰るのかと思うと感慨もひとしおです。

by asahikanokami | 2007-06-29 08:41 | 旅の話 | Comments(0)

南イタリアの旅 47 (マンマ ミーア)

北イタリアの人達は
「ローマから下に大きな運河を作って鮫を放したらいい」
と言うらしい。

北イタリアと南イタリア。
その経済格差は今でもイタリアの大きな問題なそうです。

南イタリアを旅行してみると、たしかに北に比べると、ジプシーも多く、町も汚なくて、どう見ても廃墟としか思われないような壊れたアパートにも人が住んでいる様子が見えました。

第二次世界大戦のときに爆撃を受けて、外壁などが壊れたままで住居や事務所として使われていました。

マンマミーア!(オーマイゴット!)です。

自転車などを盗まれた時には、警察よりもマフィアにお願いした方が出てくる確率が高いのだとか。もはや、警察も政府も当てにしてない。

マンマミーア!

パワフルでポジティブだと言われる南イタリアの人々の抱える問題は大きいのだそうです。失業率一つとってみても、北の4倍もあるのだとか。経済援助よりも仕事が欲しいという切実な要望が聞こえてきそうです。

マンマミーア!

そして、賄賂とコネが横行する社会。公共工事さえも。


マンマミーア!

アメリカでは、困った時に神に祈ります。しかし、イタリアではお母さん(マンマ)です。

イタリアのお母さんは偉大です.

でも・・・・ね・・・・体格の良い強面のおじさんが、両手を広げて
「マンマ ミ~ア!!」
って嘆く姿は、マザコンぽくって・・・・なんだかほほえましいような・・・・苦笑したくなるような・・・・そんな気分になるのは私だけでしょうか。

オオ~!マンマミーア!!

by asahikanokami | 2007-06-29 08:38 | 旅の話 | Comments(0)

南イタリアの旅 46 (めんどりが時を告げる)

今回の旅行の準備はほとんど私一人でしました。

ネットで検索して、行程表と値段を比較して、さらに数社からパンフレットを取り寄せました。また図書館で下調べもしました。

申込書を書き、代金を振り込み、荷物をまとめて出かけてきました。おっとっとはいわば同行者です。南イタリアも私が行きたかった場所で、おっとっとはどこでも良いと言ったのでした。

ホテルに到着して、添乗員さんがホテルの説明と夕ご飯の案内と明日のスケジュールについてお話した後に
「ではお部屋の鍵をお渡しします。各代表者はお集まりください」
と言いました。

私は、ためらわずに鍵をもらいにいきました。

おっとっとに
「鍵をもらいに行って」
といっても無駄なことはわかっています。座ったら出来るだけ動きたくない人ですから。必ず
「いいから、お前が行って来い」
と言うのは火を見るよりも明らかです。

毎度、ホテルで鍵を受け取る時には私が出て行きました。

すると何日かしてから、同行の方に
「お宅では代表者は奥さんですか?いつも奥さんが出てこられますよね」
と言われました。

えっ!驚いて辺りを見回すと、鍵を受け取りに来ているのは、女性だけのグループを除くと、すべてご主人でした。


「家は私が代表者なんです。申し込みも私の名前ですし・・・」
などと、しどろもどろで、ちょっと汗をかきながら言い訳しました。

「あのね、皆さんはご主人が代表者として鍵をもらいに行っているよ。今度からあなたが行ってね」

するとおっとっと。どっかりとソファーに腰掛けたまま、ふんぞり返って
「かまわない。よそはよそ、家は家。家はあんたが代表者。あんたが一番偉い!あんたなくしては我が家は無い!あんたが一番!これからも鍵を取りに行け」

それって・・・褒めてるの?けなしているの?それとも、鍵を取りに行くのがそんなに面倒くさいの?

私が嫁いできた時に、亡き姑が言った言葉を思い出します。
「朝日館は、先祖代々めんどりが時を告げてきたのです。女がしっかりしないと家のような小さな旅館はすぐに潰れます。女がしっかりしないとだめな商売なんだからね」

旅館という商売上、どうしても女が先頭に立たなくてはならず、気がつけば・・・・大姑、姑と、しっかり者の女将の後をついで、なんとかここまで来ました。もちろん、おっとっとの影の力も大きいです。

そして、朝日館は今日もめんどりが時を告げています。
コケコッコ~~!!

by asahikanokami | 2007-06-29 08:36 | 旅の話 | Comments(0)