朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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<   2008年 10月 ( 3 )   > この月の画像一覧


またお出かけ

洗濯物を干していたらおっとっとが
「定義さんに行くか?」
と聞きました。

その昔
この娘は縁遠いだろうと思った私の両親は、定義さんに良縁成就のお参りに出かけたそうです。

定義さんというのは仙台の西、作並温泉の近くにある定義如来 西方寺のことです。定義さんと親しみをこめて呼ばれ、霊験あらたかと多くの人々の信仰を集めているお寺です。

ほどなく、お見合いの話が持ちあがり、私は興味半分でおっとっととお見合いして、結婚する気がないと断って帰りました。

それなのになぜか、おっとっとと両親とでお結納の話をまとめ(ちなみに私は怒って結納には出席しなかった。花嫁なしで結納をした)あっという間に結婚式という運びになってしまいました。

いつも亡くなった両親は
「定義さんのかげであんたは結婚できた。あの時、強引に結納をしなかったら、あんたは一生独身だった」
と言っていたものです。

おっとっとと私の結婚が良縁だったかどうかは疑問ですが、さっぱりお嫁さんが見つからない息子を心配して
「息子の良縁成就をお願いしに定義さんに行きたいなぁ」
と私が言ったのを、おっとっとは覚えていたらしい。

お天気も良かったので、思い立ったが吉日と、二人で出かけてきました。

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御祈願のお経をあげていただき、息子の住所と名前を読み上げていただいた時に、なぜか涙がこぼれました。

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外に出たら時雨なのか、空は晴れているのに雨が降ってきました。雨に打たれているのに、服がほとんど濡れないという不思議な体験をしました。

車に乗ったとたんにおっとっとが
「すがすがしい気分だなぁ。お経を聞きながら無の境地になった。こんなこと初めてだ」
というので嬉しくなりました。

定義さんは一生に一度、願いを聞いて下さるそうです。なんだか良いことが起きそうな予感がします。

息子に優しいお嫁さんが見つかることを願いながら帰ってきました。

by asahikanokami | 2008-10-30 22:50 | 私のこと

お出かけいろいろ

日記の更新ができませんでした。

どうして?

うっふっふっふ。いろいろとお出かけをしていたのです。つまり遊び疲れです。

まず月の初めごろはそば教室がありました。三回目のそば打ちです。
で、その前に友人たちを集めてそば打ちの予習をして試食してもらいました。

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それから知人がひざの軟骨が減ってしまい歩くと激痛が走るというので、我が家のホームドクターがいる猪苗代の小川病院に行ってきました。

小川病院ではサイマティック治療という波動治療をしています。これで痛みが取れたという人がいるらしいのです。私の腰痛やおっとっとの足の痛みは一階で良くなりました。

で、知人が治療に3時間かかるというので、その間、おっとっとと諸橋近代美術館でダリを見てきました。

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裏磐梯の紅葉がきれいでした。

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それから南相馬市で開催された石井美千子さんのお人形展「昭和のこどもたち」を見に行きました。涙が出るほどなつかしい風景がありました。すばらしかったです。

そして女川原子力発電所を見学する研修旅行があるというので、お願をして参加させてもらいました。

原発がある福島県に住んでいて一度も原発を見たこともないのに、反対しているのはどうかなと思ったもので。

せっかく片道3時間もかけて出かけて行ったのに、実際に見学できたのはPRセンターだけでした。テロ防止のために発電所は建物も見ることができないのです。

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PRセンターですから安全面の説明に終始し、いかに安全かというお話ばかり聞いてきました。危険はないのかと質問しましたがないと即答されました。

あたりまえですね。PRセンターですもの。愚問でした。わずか20分の説明で帰ってきました。

あとは渡部弘先生の昔話を聞きに行ったり、日帰り温泉に行ったり、叔母のご機嫌伺いに行ったり、仙台市にできたばかりのアウトレットモールの見学に(見学です。ショッピングではありませんよ)行ったりと、なんだか今月はお出かけばかりで疲れてしまった一カ月でした。

by asahikanokami | 2008-10-29 22:46 | 私のこと

ハイタッチ

昨日は新地小学校まで出前昔語りに出かけてきました。

いつもは高学年の子を相手に語っているのですが、昨日は低学年の子にもと、2年生が相手でした。

高学年なら少しはじっと聞いてくれるけれど、、低学年はおとなしく聞いてくれないという話を聞いていたので、少々緊張して出かけました。

草鞋とか、囲炉裏とか、蓑笠とか見たこともなくて知らない子を相手に昔話を話すのは大変です。

なにを話そうか悩んだ末「橋役人」という貧乏徳利が出てくるお話と「ほしい」という仕掛けのある民話絵本を読むことにしました。

「橋役人」は橋役人に買ってきたお酒を飲まれてしまったおじいさんが、飲まれないようにおしっこを徳利に入れる話です。

子供って汚いものが大好きなんです。おならの話やウンチの話などをするとすごく喜びます。

いつも取り上げられて飲まれてしまうお酒の代わりに、おしっこを徳利に入れておいたおじいさん。
「それは小便でござりやする」
って言ってもお役人さんは、お酒を飲まれたくないために嘘を言っているのだと思って、飲んでしまいます。貧乏徳利を持参で語りました。

「ポンと栓を抜いて、ぐびっと一口飲んだら・・・」
と話していたら、聞いていた全員の息が止まって、じっとこっちを見ているのを感じて、嬉しくてちょっと背中がぞくっとしました。

「ぺっぺっぺ」
とお役人さんが吐き出すと、息をつめて聞いていた子供達も
「ふぅ~」
と息を吐き、それから大爆笑になりました。大成功!!

帰りにお礼を言って教室を出ようとしたら、出口付近にいた子供が
「また来てね!」
ってハイタッチしてくれました。そしたら、他の子たちも立ち上がってそばに来てくれて、全員とハイタッチをしました。

嬉しくて嬉しくて、涙が出そうになるのを必死にこらえて全員とハイタッチをしました。

もう3年間も(年間に2,3回ですが)町内の小学校で話をしていますが、こんなことは初めてです。

昨日一日、いいえ、今日になっても思い出すと嬉しさがこみあげて来るのです。幸せだな!!

by asahikanokami | 2008-10-16 09:37 | 私のこと