朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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<   2009年 01月 ( 6 )   > この月の画像一覧


裁判を傍聴してきました

裁判員制度が開始されることになったので、一度は裁判というものを見てみたいと、新地町選挙管理委員会のみなさんと傍聴してきました。

私たちが傍聴したのは刑事裁判で、窃盗でした。

被告人席の後ろに座りました。傍聴席を見渡すと数名の家族もしくは親類という感じの人たち。そして六法全書を片手の研修生という感じの人が数名。そして私たち5名。総勢16,7名が座ってました。

正面の裁判官席はまだ空席。その下段席に書記の方が1名。右側に事務官が2名。その前に弁護士。左の席に検察官が1名。

前のドアが開いて被告人が入ってきました。

ぎょっとしてしまいました。

腰縄、手錠、さらに両脇をかかえられて入って来たのです。大きな体を丸めて頭を下げたままのその姿。隣の親類らしい人はどんな思いで眺めているのでしょう。

そのまま腰かけて裁判長が来るのを待ち、裁判長が入ってきたら手錠と腰縄が外されました。

最初に氏名住所の確認。そして検察官が今回の起訴状を読み上げます。ダンプを盗み、解体して売り払ったらしいです。

それから裁判長が黙秘出来る旨を説明。冒頭陳述の後、弁護人が被告人に質問する形で事件について陳述。

テレビドラマみたいに進んでいきます。ひとつの質問ごとに事件の内容がはっきりしてきます。

それについて検察官からの質問。そしておばさんという方が情状に関する立証をしました。

その方に裁判長が質問していくうちに、おばさんという方は本人のおばさんではなくて、離婚した奥さんのおばさんということがわかりました。

実の両親が来ないで、離婚した奥さんのおばさんが情状陳述をするという、素人目にも不自然な情状立証。

しかもこのおばさんは釈放後は自宅に引き取り、これから展開する事業があるのでその責任者になってもらうというのです。

実の甥でもなくて、前科もあり、組員(脱会の届を出したと言っていたが)という被告人を親身に世話をするという。

世の中にはなんて優しい人がいるのだろうと思った方がいいのか・・・・私のように意地が悪いと、なにか・・ちょっと利用してやろうと思っているのかと勘繰りたくなるような立証答弁でした。

傍聴人が多かったせいか、弁護士さんが張り切り過ぎて質問が多くなり、ここで時間切れ。今日中に結審する予定が翌日まで伸びてしまいました。

「もっと手際よく進めてください」
と裁判長に弁護士さんが叱られる場面もありました。

黙秘権もあるけれど、質問されると一応答えなければならないので、言いたくないことも口ごもりながら答えて、それによってどんどん家庭内の実情などがあぶりだされてきて、テレビドラマよりももっと迫力がありました。

世の中には傍聴マニアの人もいるらしいのですが、納得できました。

裁判員制度で選ばれた人は、素人だから簡単な裁判しか参加させられないだろうと思っている人が多いらしいです。

しかし、裁判員が実際に参加するのは、殺人とか強盗致死傷とかそういう重罪の裁判です。

はたして裁判制度がスムーズに執行されるのか????裁判員は殺人罪の被告に死刑判決を出せるのか???

もし自分が選ばれたならと思うと、すごく重い気持ちで裁判所を後にしました。私は人を裁けないなぁ。

by asahikanokami | 2009-01-30 09:15 | 私のこと | Comments(9)

裁判所に行ってきました

裁判所に行ってきました。

判決を受けたわけではありません。新地町選挙管理委員の研修旅行で裁判を傍聴してきたのです。

なぜ?選管が裁判所に見学に行ったのかというと、裁判員制度が今年の5月から始まるからです。裁判員を選ぶのは、実は選管なのです。年間に有権者の5000人に一人は裁判員に選ばれる可能性があるそうです。

といっても選管の委員が有権者の名簿の中から
「あの人にしようか?それともこの人が良いかな?」
と選ぶわけではありません。

パソコンに入っている選挙人名簿のデーターの中から、パソコンソフトが勝手に選んでくれるのです。スタートボタンをクリックするのは選管の委員ですが、あとはすべてパソコン任せです。

とはいえ、一応、私たちもかかわっているので、一度本物の(?)裁判を傍聴しようということになりました。

仙台家庭、簡易、高等の各裁判所。「樅の木は残った」で有名になった(歌舞伎の千代萩の舞台でもある)原田甲斐の屋敷跡に建っています。

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ああ!ドキドキする。自分が裁判を受けるわけでもないのになぜか緊張します。

最初に法廷の中を見せていただきました。裁判中の部屋の前には、今日裁判される内容のリストが張ってあり、入口の上に「裁判中」赤いランプがついています。

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法廷に入ったとたんに
「まぁ!テレビドラマで見るのと同じ!!」
と言って、他の委員の方から失笑をかったのは・・・私です。すみません。あまりにドラマで見る法廷と同じだったものだから・・・・。

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正面の一段高いところは裁判官の席。裁判の内容によって9名まで座れます。複数の裁判官がが裁判するときには、合議して判決をするのは裁判長です。裁判官が一人ということもあるそうで、私たちが傍聴した裁判は一人でした。

その前の席が書記官。そして右に事務官。

被告人席とその後ろに弁護士。向かい側に検察官。真中に証人席。そして柵があって傍聴席があります。

もっと傍聴席と被告人席が離れていると思っていましたが、被告人に傍聴人がさわれるぐらいの近さだったのにはびっくりしました。

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さていよいよ裁判の傍聴。その様子は次回、続きにします。

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(裁判長席に座ってみました。さすがに被告席に座るのは嫌でした。笑)

by asahikanokami | 2009-01-29 23:14 | 私のこと | Comments(2)

旧暦の元日

お正月は忙しくて、今年は初日の出も拝めませんでした。こんな不景気な時に、忙しくてありがたいことです。

そこで26日の旧正月の時には絶対に元朝参りに行こうと思っていました。

朝、大急ぎで片づけをしてまずは氏神様、そして我が家の裏にある釣師水神神社にお参りをして、岩沼市にある日本三大稲荷のひとつ竹駒神社に行ってきました。

旧暦とはいえさすがにお元日。大型バスが30台ほどずらりと並んでいました。もちろん駐車場は満車。空きを待って駐車しました。

鳥居をくぐると杉並木。なんだか心が澄んでいくような気がします。自然に爽やかななんとも言えないよい気分になります。

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今年は年女(24歳です←大嘘つき)御祈祷の申し込みをしたら団体の方が多くて10時からは満員になっているので10時40分からと言われてしまいました。

たっぷりと1時間ほどあるので、本殿や周りにある小さなお宮をゆっくりとお参りしました。

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御祈祷をしていただいて鳥居をくぐって帰る時に、すごくさわやかですがすがしい気持になりました。

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私は困った時しか神様を拝まないという、誠に勝手な不信心者なのですが、そんな私でもちょっと良い気持ちになりました。

by asahikanokami | 2009-01-29 00:09 | 私のこと | Comments(2)

ボランティア

今日は新地特別養老ホームでボランティアの日でした。

私たち「れまんの会」は月に一度新地特別養老ホームでいろいろなお手伝いをさせていただいております。もう15年も続いています。

その時々で、お洗濯ものの整理とか、ホールの拭き掃除とか、洗面所のお掃除とか、時には口腔内を拭くガーゼを切る仕事なんて言う時もあります。

以前は車いすを押してお散歩のお伴などということもありましたが、いろいろ法律が変わりボランティアでお手伝いできることが少なくなりました。

お年寄りの体に触れるには資格が必要なんです。

今朝、突然の電話で
「今日は何か昔話をしてもらえませんか」
と頼まれました。

張り切って出かけては行ったのですが・・・・・ホールで待っていて下さったお年寄りは・・・・・半分以上が反応のない方でした・・・・。

さ~て・・・困った・・・。

お話をしても聞いているのか、いないのか???理解しているのか、いないのか???

早めにお話は切り上げて一緒に歌を歌ってきました。唱歌、童謡など。
皆さんはお話を聞くよりも、歌を歌うことを喜んでいたみたいでした。

もし、次回、またお話をする機会があったら、今度は少し色っぽいお話をしようかなと思います。そしたら聞いてくれるかも。

小学校低学年の子にお話を聞かせるのは、すぐ飽きるので難しいけれど、特別養老ホームのお年寄りに聞かせるのはもっと難しいです。

by asahikanokami | 2009-01-24 21:39 | 私のこと | Comments(3)

蕎麦打ち教室終了

今日でそば打ち教室が最終回でした。六月から毎月一回のペースで全部で七回お勉強しました。

「家庭で簡単蕎麦打ち教室」という名前のとおりに、お蕎麦屋さん開業を目指すというよりも、家庭で気軽にお蕎麦を楽しむという内容でした。

先生はかつて会津地方で校長先生をなさっていた方。その時にお蕎麦の打ち方を習ったのだそうです。

今日は最終回とあって、今までのように先生と一緒にグループで打つのではなく、一人で打つことになりました。

最初から最後まで一人での作業。

私は時々自宅で復讐を兼ねてそばを打っています。それでもなかなか一人ですべての作業をするのは大変なのに、月一回の蕎麦打ち教室でしかそばを打っていない人は大騒ぎでした。

中には水廻しといって、最初にそば粉に水を含ませる作業の時に、水を多く入れ過ぎてべとべとになって煉ることもできない状態になった人もいました。

先生が打ち粉を多く振って捏ね、さらに打ち粉をたっぷり振って伸ばして切り、何とか蕎麦らしいものに作りました。

こういう時は打ち粉で調整するのかと、失敗もまたとてもためになる勉強になります。その方はもう一回最初からやり直しをして、今度はうまくそばが出来上がりました。

私も少し水が多かったようで、やわらかめの生地になってしまいましたが、捏ねたり伸ばしたりに支障が出るほどでなかったので、何とか蕎麦が出来上がりました。

まさか自分に一人でそばが打てるようになるとは思っていなかったので、すごく嬉しいです。そば道具も買ったことだし、これからも時々そばを打って、上手になったらお友達を呼んでそばパーティをしたいです。

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蕎麦打ち教室に通わなかったら、同じ町内に住んでいても、お話しする機会もなかったかもしれない15名の仲間。
皆さんと知り合えたことが一番の収穫でした。

毎回、楽しい教室でした。先生、そして教室の仲間のみなさん、ありがとうございました。

by asahikanokami | 2009-01-06 22:31 | 私のこと | Comments(3)

天・地・人

いよいよ昨晩から某国営放送の大河ドラマ「天 地 人」が始まりましたね。

「篤姫」よりも高視聴率だったみたいです。良かった。

実は昨年、原作者の火坂雅志さんの講演を聞く機会がありました。直江兼継の兜の前立てについている「愛」という字に込められた「義と仁」の思いを語られました。

すごく面白くて聞きほれてしまいました。

作家の先生の講演って、何かあまり面白くないことが多いのですが、火坂先生のお話には引き込まれてしまいました。

そして講演終了後、相馬市のギャラリー馬美のオーナーで友人のまみちゃんに
「女将、名刺持って先生にご挨拶に行こう」
と、私の手を引っ張って先生のテーブルまで連れて行かれました。

こういう時、普段は図々しい私なのですが、気おくれしてしまうんです。
火坂先生がダンディで素敵だったので、まるで女学生のようにもじもじしてしまいました。(女学生は図々しいか・・・・照れる・・・)

するとまみちゃんが
「先生、お魚はお好きですか?こちらは相馬の北にある新地町の旅館朝日館の女将です。おいしいお魚とカニを御馳走しますからぜひ相馬においで下さい。女将!ほら名刺を先生に渡して!」

そしておずおずと名刺を差し出し、おまけに、ちょうどそばにいた福島民報社の社長さんも一緒に写真まで撮ってもらいました。

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それからわたしはずっと火坂先生のファンです。

昨夜、「天 地 人」の題字の後に原作者名を見た時に
「ああ、火坂先生はどんなにか興奮して、そして大喜びでこの画面をご覧になっていらっしゃることだろう」
とウルっとしました。

新潟から米沢、そして会津若松と舞台は広がります。福島県人としてもドラマのこれからが楽しみです。

by asahikanokami | 2009-01-05 12:20 | 私のこと | Comments(3)