朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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<   2010年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧


やっと

お客様に年越しのお蕎麦を配り、明日のおせちの準備も終わり、やっと今年の仕事納めです。

大荒れになるとの天気予報で、予約のキャンセルもあありましたが、今の所、穏やかに今年も暮れて行きます。

昔話では、除夜の鐘が鳴っている間に、三匹の馬が走ってくるので、どれでも捕まえて背中に乗ると、金運が手に入るそうです。

白い馬、黒い馬、赤い馬。どれでもいいから飛び乗りたいと思っています。

では皆様、どうぞ良いお年を!!

by asahikanokami | 2010-12-31 22:31 | 我が家の日常 | Comments(2)

花豆

今日から三日間かけて花豆を煮ます。

まずは一昼夜お水につけて戻します。
花豆は大きいので戻るのに時間がかかります。

眠っている花豆が水の中でゆっくりと目を覚まします。ふっくらと戻ります。

翌日は、戻した豆を柔らかくなるまで茹でて、一晩、お砂糖で作った蜜に浸して豆の中まで味をしみ込ませ、明後日にしっかりと味を付けます。

すると硬かったお豆が指で簡単に潰れるほど柔らかく、つやつやになります。食べたらほっぺが落ちます。

コトコトとお鍋が小さな寝息のような音を立てて煮えているのを見ていると、幸せな気持ちになります。

明日は全館に正月花を活けて、おせちの下ごしらえをして、お仏壇と神棚と氏神様のお掃除をして・・・・・・と、忙しい一日になりそうです。ことしもあと4日・・・・。

by asahikanokami | 2010-12-27 20:56 | 我が家の日常 | Comments(2)

言葉もない・・・・・

ご近所の方が亡くなりました。
まだ45歳という若さで、突然に・・・・。

おっとっとの仲買仲間のその方は、おっとっとに頭痛がすると言っていたそうです。それからわずか二日で、お子さんと奥さんとご両親を残して、あっという間に旅たたれてしまいました。

おっとっとが競り落とした魚を入れた樽を、トラックに積み込むのを手伝ってくれるような優しい人だったそうです。

その方のお父さんとおっとっとは同級生です。

娘の告別式の時に、その方のお父さんは
「てっちゃん・・・・・こう言う時には・・・・なんて言うんだべな・・・・。おら・・・・なんて言ったらいいのか・・・・言う言葉を知らない・・・・てっちゃん・・・・なにも言えなくて・・・・ごめんな・・・」
と、おっとっとの肩を抱いて泣いてくださいました。

そして今朝、おっとっとは、仕入れの帰り道にその方の家の前を通るのが辛くて、遠回りして帰ってきたそうです。

「おれは・・・・やすんちゃんに・・・・なんて声掛けたら良いべな・・・・。かける言葉が見つからねぇ・・・・・。告別式でやすんちゃんの顔見るのが辛い・・・・」
とおっとっとが涙ぐんでいました。

娘が亡くなった時のことがしきりに思い出されて涙が出ます。もう10年もたっているのに、子供に先立たれた悲しみは無くならないんだなと改めて思います。

自分の思いに、息子さんを亡くされた御両親の悲しみが想像できて、なお一層涙がこぼれます。

どうぞ、奥様やお子さんやご両親をお空の上から見守ってください。ご冥福をお祈りいたします。合掌。

by asahikanokami | 2010-12-10 22:11 | 新地町の人々 | Comments(3)