朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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エコたわし編み隊終了

皆様のご支援のおかげでエコたわしを編むことができました。
そして編んだたわしを売っていただいたおかげで、温泉に行くこともできそうです。

皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

昨日、皆で集まって相談しました。
いただいた毛糸も残り少なくなってきました。
購入のご予約分のたわしも出来上がりました。(発送はもう少し待ってくださいませ)

きりの良いところでいったん活動を休もうという声が上がりました。

私は、時々集まって残り毛糸で何か編まないかと提案しましたが、4月は仮設での行事が目白押しなのです。
総会、マイタウンマーケット、お花見、マッサージ、体操教室、お茶会&昔語りなどなど。

それでいったん休止ということにしました。

といっても、みんなが編んだたわしはまだ残っています。
ご注文分のたわしの発送が済んだら、残っている分を数えてみますが、たぶん100個ぐらいはあると思われます。

その分を売ったら終了とします。

温泉には二回行くことができそうです。一回目は4月17日に決まりました。
みんなとても楽しみにしています。

もし、毛糸をいただかなかったら、皆で集まって楽しい時間を過ごすことができませんでした。

「温泉に行かれなくてもいい。編んでいるだけで楽しかった」
とか
「夢中になって編んでいる時間は、すべてのこと忘れていられて良かった」
とか
「何十年ぶりに毛糸を編んで楽しかった」
などという声を聴くことができました。

もし、たわしを買ってくださる人がいなかったら、温泉に行くことができませんでした。

注文のメールに
「被災地に何か支援をしたいと思っても、何をしたらよいかわかりませんでした。こうして支援できてうれしいです。ありがとうございます」
と書いて送ってくださった方が何人もいらっしゃいました。

お礼申し上げるのはこちらなのに、反対に感謝されて涙が出そうでした。

皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
これからも、新地町をはじめ、東北の被災地の応援をよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

追記
帰国したばかりで、荷物の整理や洗濯、大掃除と大忙しで、おまけに時差ボケもあって、発送の準備が遅れています。なるべく早くお送りしますが、少々お待ちください。

なお、4月7日ごろまでにご注文のたわしが届かない方は、再度非公開コメントでご連絡ください。
私のことですから、こちらの注文ノートに記入漏れしている場合があるかと思います。よろしくお願いいたします。

by asahikanokami | 2012-03-31 15:05 | 避難生活

ご連絡

みなさま
エコたわしの応援ありがとうございます。

思ったよりも、編み隊のみんなががんばって編んでくれました。
それで、一応、「丸いたわしとお魚のたわし」をご注文いただいた方以外は、明日、すべて発送いたします。

もし近日中に届かなかった方は、非公開コメントでお知らせください。きっと私の記録漏れだと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それから、4月5日10:50~10:55に、NHKに出ますので見てください。
これは、昨年12月に福島県で放送されたものの再放送です。私の被災体験です。

そしてもう一つ。
20日から29日までスペインに行ってきます。
これは、観光旅行です。

ここに書こうかどうしようか迷いました。
仮設のおばあちゃんたちが、温泉に行くのをためらっていたのと同じで、海外旅行をすることにちょっと後ろめたさがあります。

被災して、多くの方の支援で生活しているのに、のんきに海外旅行など許されるのだろうかとちょっと迷いました。

言い訳をさせていただくと、実はこの旅行は6年前に計画したものです。出発直前に、友人のお姑さんが倒れて入院。延期になっていました。

「あんたはお金を持たせるとすぐに使ってしまうから、定期にしておきなさい」
と友人に言われて、定期にしていました。
「うちのおばあちゃんが亡くなったら、すぐにスペインに行くから待ってて」
という言葉通りに待っていました。

そのお姑さん。自宅介護が良かったと見えて、なんと102歳まで長生きをして、昨年、亡くなりました。
「おばあちゃんが亡くなったから、スペインに行こうと思ったら、今度はあんたが被災しちゃったねぇ。まさか、今年は海外旅行には行けないだろうから、来年行こうね」
と約束していました。

今回は、わが夫婦と彼女ご夫婦(息子の会社の社長夫婦です)その関係会社の有志で総勢10名で出かけます。

「被災者だって旅行してもいいよね」
と自分に言い聞かせて、出かかます。
といっても、忙しいので、まだ荷物も準備できていませんので、果たして出発できるのか?どうか?

昨日はデューク更家さんのウォーキング教室に行き、
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今日はエコたわしの集まりがあり、
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夕食後、たわしの発送の準備をし、明日は語ってみっ会の定例会。あさってはさとう宗幸さんのコンサートがあり、月曜日は、旅行中にお彼岸になるのでお墓参りに行こうと思っています。

超多忙の毎日。
がんばって荷物を詰めて、スペインに行ってきます。
4月からは、被災日記はしばらくお休みして、旅日記を書きたいと思っています。


追記

エコたわしの代金を振り込んでくださったみなさま、ありがとうございました。
4月に一回、5月にもう一回。合計で二回温泉に行けそうです。
皆様の応援に感謝いたします。
ありがとうございました。

by asahikanokami | 2012-03-16 21:16 | 私のこと

3.11郡山市でお話しします

いよいよ3月11日が近づいてきました。
こころがざわざわして、何となく落ち着きのない生活をしています。

ふっと、こうしていることが奇跡に思えて、生きていることが信じられない思いがします。
そして、助かったことがありがたくて涙が出ます。このごろすごく涙もろいのです。

テレビでは、連日、津波の映像が流れています。
見るたびに心臓がどきどきするのですが、目をそらさないように、この映像はしっかりと目に焼き付けておかなきゃと思っています。

そして次世代にしっかりと伝えることが、私の使命かなと思います。
子供のころ、先生に
「地震が来たらまず、高いところに逃げなさい」
と繰り返し教えていただき、そのおかげで助かった私ですから。

思い出すと、ずいぶんとあちこちで被災したお話をさせていただきました。ありがとうございました。

2月は、南相馬市で600名もの方が集まった場所でお話しさせていただきました。
その翌日は、伊達市で40名の人にお話ししました。

600名の時は、それほど緊張もしなかったのですが、40名の時はものすごく緊張しました。
なぜならその40名のメンバーは、各地の昔語りの第一人者の集まりだったからです。
語りのプロを前にして、ちょっと足が震えました。

語りのプロは、聞くのもプロです。
話をしているうちに、緊張も解けて、そのうち調子に乗って時間オーバーして話をさせていただきました。すぐに調子に乗ってしまう私。終了後にいつも反省します。

さて、3月11日午後二時から、郡山市の市民交流プラザ大会議室(郡山市駅前二丁目11-1ビックアイ6階)でグリーンオーナー倶楽部主催の「夢・希望・祈り 2012」で、お話しさせていただくことになりました。

スズカゼライブさんの歌があり、尊敬する友人の大下伸悦さん(ペンネーム小滝流水さん)のお話あり、テネモスの飯島秀行先生の講演ありの盛り沢山なイベントです。

3月11日を心静かに迎えたいという方がいらっしゃいましたら、どうぞ会場に足をお運びください。
会場でエコたわしと一緒にお待ちしています。一個200円ですから買ってくださいね。

by asahikanokami | 2012-03-05 10:40 | 避難生活

エコたわし編み隊の今

コメントのお返事が書けないまま、ブログの更新です。ごめんなさい。

さて、3月1日のエコたわし編み隊の様子を写真にとって来ましたのでアップします。

用事がある人もあり、編んだたわしを置いて新しい毛糸を持っていく人もあり、早めに帰る人もあり、遅れてくる人もあり、エコたわしの日だということを忘れている人もあり、一生懸命に編んでいる人もあり、編まずにおしゃべりだけの人もあり。
そんなゆっくりとしたぬるい雰囲気が、とても素敵なエコたわし編み隊です。
のんびり屋でいいかげんな性格の私にぴったりです。

テーブルを出そうと思ったら
「いらねぇべぇ」
と皆が言うので、それぞれが思い思いの場所に陣取って編み物開始です。

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3月11日が近付き、皆、心穏やかではありません。
最近、とみにマスコミが震災のことを取り上げるので、思い出したくなくても思い出してしまいます。
「この頃、テレビを見る気がしないんだ。ほだがら(そうだから)編み物ばかりしている。編んでいる時は、何も考えなくていいがらなぁ」
ってぽつりと言われた時、不覚にも涙をこぼしてしまいました。

私は、とっくに震災の辛さを乗り越えて前を向いていると自負していました。
その私でさえ、11日が近付いたら心穏やかではありません。
家族を亡くしている人の心痛はいかばかりかと思います。
人それぞれの心の傷の深さが違うことに、改めて気づかされます。

みなさんからカラフルな毛糸が届いたら、エコたわし編み隊の芸術心(?)に火が付きました。自分でいろいろ工夫して編むようになりました。自宅でせっせと編んだたわしと集会場で編んだたわしがいっぱい集まりました。

その芸術的なたわしをご紹介します。

丸いたわし

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四角のたわし

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お花のたわし

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格子のたわし

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中に手を入れて洗うたわし

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カラフルなたわし

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ちょっと不恰好なのは私が編んだ釣師浜の魚のたわし

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せっせと編むエコたわし編み隊

その後ろで、学校から帰ってきた子供たちが宿題をしています。
宿題をしないで遊んでいる子は
「遊んでばり(ばかり)いねぇで、さっさと宿題しなさい」
と、他の家の孫でも容赦なく我が家の孫のように叱ります。

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昭和の時代はこうだったなぁ。
地域の人みんなで子供を育ててくれた。私もよその大人に叱られたっけ。
ある意味で、とても窮屈で煩わしい近所のつながりですが、本当はそれが一番大事なことだったと震災が教えてくれている気がしました。

by asahikanokami | 2012-03-03 21:09 | 避難生活