元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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ドイツ・フランスの旅(その9 フランクフルト空港で行方不明)

「フランクフルト空港で行方不明」という題を見てすぐに
「ああ!またおっとっとが行方不明になったのか」
と思った方。残念でした。行方不明になったのはおっとっとではありません。

成田で搭乗するときに添乗員さんが
「フランクフルトで降りたらまっすぐに出口に向かってそこでお待ちください」
という説明をしました。

そこでツアーに参加した人たちは出口の所で待っていました。

「あら?足りない・・・・」
人数を数えていた添乗員さん。ちょっと顔色が変わりました。ファーストクラス、ビジネスクラスと乗客が降りて、最後にエコノミーの乗客が降ります。

ぞろぞろとエコノミーのお客さんが降りてきて、それでもひと組のご夫婦の姿がありません。

「ここで待っていて下さい。15分の時間をください。お手洗いの方、なにかお買い物をする方は今のうちにお願いします」
そう言うと添乗員さんは飛行機の方に引き返して行きました。

しかし探しているご夫婦の姿は見つからなかったらしくそのまま入国審査です。

サスペンスみたいです。確かに飛行機に乗ったのに、到着したら忽然とひと組のご夫婦が消えてしまった・・・・・・。

添乗員さんは携帯で連絡したり、あちこちきょろきょろしながら荷物を受け取るためにバゲットに。行方不明のご夫婦の荷物も消えていました。

「荷物がないということはきっと空港の出口にいるのでしょう。探してみます」

するとやはり出口にご夫婦がぽつんと立っていました。よほど心細かったのでしょう。奥さまは涙ぐんでいました。

聞いてみたら御主人は今まで何回も個人旅行をしているのだとか。旅慣れていたのです。勝手に出国手続きをして荷物を受け取って、出口と言うのは空港の出口だと勘違いして待っていたらしいのです。

でもね、個人旅行とツアーは違います。一人いなくなっても置いて出発することができません。勝手な思い込みでの行動は皆が迷惑するのです。

と言う訳で何と1時間もフランクフルト空港でうろうろし、みんなで心配をしたのでした。

「ごめんなさい。私の説明不足でご迷惑をおかけしました」
と添乗員さんが頭を下げました。

しかし、自分たちは悪くないと思っているらしく、このご夫婦は憮然としたままでした。

by asahikanokami | 2009-04-30 17:05 | 旅の話
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