元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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ドイツ・フランスの旅(その19 狂気の王と呼ばれて)

さて今日は待ちに待ったノイシュバンシュタイン城の見学です。この旅で一番楽しみにしていました。

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このノイシュバンシュタイン城はルードリッヒ二世が建てました。小さい頃は田舎の豊かな自然の中で、音楽と芸術を愛する青年として育ちました。

しかし18歳の時に父のマクシミリアン二世が急死して王位についてしまいました。帝王学は授けられていなかったそうです。最初は理想と夢に燃えていたのですが、議会と衝突したり、政争に巻き込まれたりして、段々に現実逃避をするようになります。

傾倒するワグナーのオペラの世界を現実化しようとこのお城を造りました。ネオゴシック様式という造りなそうで、ふんだんに金を使った豪華な装飾。そのためにバイエルン王国は、国が傾くほどの多額の借金に苦しみました。

国民が重い税金にあえいでいるときに、一方で国王はといえば、日中はカーテンを閉めて部屋に引きこもり、夜中には金で作った馬車に乗って国中を駆け回ったとか。

やがて近臣たちにも見放され、精神病という宣告を受けてシュタンベルグ湖畔に幽閉されます。

幽閉されたその翌日、主治医と一緒に散歩に出かけたルードリッヒ二世はが、シュタンベルグ湖で水死体として発見されたのでした。主治医とともに。

自殺だったのか、他殺だったのか。未だに謎なんだそうです。

狂気の王様と呼ばれて、この白亜のお城を残したルードリッヒ二世。誰にも理解されず、誰も信じることができなかったその人生を思う時、涙が出そうになります。

まばゆいほどの美しい寝室で彼は何を思い、何を考えて眠ったのでしょう。

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by asahikanokami | 2009-05-24 23:19 | 旅の話
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