元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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豆っこ話の続き

もともと私はお調子者なんです。
すぐに調子に乗って、言わなくてもよいことまでしゃべって、時には顰蹙を買い、時には人を傷つけてしまい、後で自己嫌悪で落ち込みます。

その後、しばらくは失敗を肝に銘じていて慎重に行動しますが、喉元過ぎればなんとやらで、またまた元の黙阿弥と失敗してしまいます。

この繰り返しで、少しは学習能力があればいいのに、持って生まれた気性といいますか、性分といいますか、懲りもせずに同じような失敗をしてしまうのです。

この時も、お嬢ちゃんがあまりにも大喜びしたものだから、ついつい調子に乗ってしまいました。

お嬢ちゃんが5歳だということもあって気を許してしまったのです。ご両親に向かって話を続けました。
「ここまではお子様向けのお話です。実はこの後大人向けの続きがあるのです。

バフラっと飛んだ黄粉は、なんとお婆さんの大事なところに皆くっついてしまったと。お爺さんは
『いだましぃ、いだましぃ(もったいない、もったいない)』
とペロペロとなめたと。
おしまい」

そしたら後日、じゃらんに書き込みがありました。
『先日はお世話になりました。5歳の娘に奥様が方言を交えた昔話をしてくださり、ありがとうございました。やさしく丁寧にお話してくださったので、娘も理解していたようです。翌日、幼稚園が参観日だったんですが、友達に昔話を教えていました(しかも、きな粉がおばあさんにくっついたというくだりまで話していました) 』

ぎゃぁ!!

子供だからわからないだろうと思って調子に乗りすぎました・・・・。

申し訳なくて穴があったら入りたいと思いました。
これからは品の良い昔語りをするように心がけます。
ごめんなさい・・・・・・・。

by asahikanokami | 2009-09-12 09:09 | 昔話
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