元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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遠野物語百周年記念祭

12日の夜、ニュースで遠野市で「遠野物語百周年祭」が行われていると聞きました。

夜神楽が行われ、語り部が昔語りをし、メイン通りを歩行者天国にしてテーブルを並べて、遠野名物のジンギスカンを提供しているというではありませんか。

しまった!行くんだった!
と思った瞬間、ニュースが続きました。なんと13日もいろいろなイベントがあると。

行くしかない!!

そこで出不精でデブ症のおっとっとを連れだす作戦を立てました。
「ねぇ。明日遠野に行かない?」
「行かない」
「遠野物語百周年記念のイベントがいろいろあるみたいよ」
「行かない」
「そう」
今夜はここまで。あまりしつこく誘うと逆効果です。

13日の朝
「いい天気だねえ。お出かけ日和だな」
「なんだ、遠野に行きたいのか?」
「行くことができたら最高だけど・・・・あなたは運転するのは嫌でしょう?」
「そんなこともないが、面倒くさい」
「そう」
ここでストップするのも作戦のうち。

そして素知らぬ顔でちょっとさびしげな顔をして(ここが大事!)お洗濯を始める。すると後ろの方から
「さて!遠野に行くかな。行かないと後で何と言われるかわからないからなぁ。いつまでも行きたかったのにと愚痴られるのはかなわないしなぁ」

ふふふ。やったぁ!すぐにお洗濯をストップして出かける準備をして車に乗りました。作戦成功です。

高速道路が隣町まで伸び、仙台東部道路の利府ジャンクションから東北道の富谷ジャンクションまでが3月に開通したので、北に向かうのがとても楽になったのです。

初めて利府ジャンクションを通りました。ところがおっとっとが間違いそうになって大慌て。おまけに富谷ジャンクションでも北に行かなければならないのを、南に向かいそうになって大慌て。

すると血圧が上がったみたいでめまいがすると言い出しました。仕方がないので運転を交代しました。私が運転する車の助手席だって血圧が上がると思うんだけどな。

助手席に乗っている人も運転する人も血圧をあげながらなんとか高速を降りました。ふぅ~~~。私は、高速なんて年間に一回運転するかどうかなので、ハンドルを握った手が汗ばんでいました。

遠野に到着したのは11時ごろ。すでに駐車場はいっぱい。駐車場のおじさんがあちこち探してくれて、なんとか草ぼうぼうの空き地の隅に止めさせてもらうことができました。

「おれは寝ているから、お前一人で見てこい」
「せっかくここまで来たのに寝ていたらもったいないでしょう」
おっとっとを無理やり車から引きずり出しました。

すると太鼓の音が聞こえます。懐かしい響き。
「鹿踊り(ししおどり)だ!!」
「おれは興味ないなぁ」
「そんなこと言わないで見に行こう。仙台じいちゃん(私の父のこと)が大好きだった鹿踊りだよ。あなたはまだ一度も見たことないでしょう。行こう!行こう!」

しぶしぶと私の後をくっついてきたおっとっとでした。

by asahikanokami | 2010-06-16 22:02 | 旅の話
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