朝ごはんの後、自宅に行って来ました。
中は危険なので入れません。
外をぐるりと回ってみたら、見覚えのある品々の残骸が砂に埋もれて散乱していました。
「あ、テレビ... 買ったばかりなのに.....あ、パソコン.....もう使えないよね....」
おびただしい数の残骸。
栓が抜けていないビールビンが点々とあって、津波がどの方向に抜けていったかわかります。
食器が砂の中に埋もれているのを掘り出しました。
我が家には数十種の食器がだいたい百人分揃えてありました。
私一人で揃えたわけではありません。先祖代々の女将が自分好みの食器を揃えて来たからたくさんの食器があったのです。
それは朝日館百二十年の歴史でもありました
砂の中から掘り出した食器は割れているかひびが入っているのがほとんどで、まともな食器は少なかったです。
それでもどの食器にも愛着があって、必死になって砂と格闘して来ました。
欲が深い私、一枚でも多くと頑張ったかいがあり、30枚ほど持ち帰って来ました。
妹が洗ってくれるそうなので、仮設住宅に引っ越したら、皆で分けたいと思います。
それにしても、高いお皿は割れたりひびが入っているのに、安いお皿は無傷なのはどうしたことでしょうか??