元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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平等ということ

先日、おはぎつくりの時、足りない材料をもらうために、町役場の支援物資の倉庫におっとっとを派遣しました。

ずうずうしく物をねだるのは、あっ、もとい!!お願いして物をいただくのはおっとっとがとても上手なのです。
そしたら、お砂糖やもち米などの他に、賞味期限が切れたカップライス(お湯を入れるとおじやになる)をどっさりもらってきました。

賞味期限は6月で切れていますが、カップの中は乾燥したお米と乾燥した野菜入りの粉末スープ。
中身がすべて乾燥しているのだから、賞味期限は切れていても消費期限はもっと長いはずです。

ためしに食べてみました。
あら!おいしいじゃないの!!なかなかの味です。

一日、おなかの様子を観察しました。しかし、おなかはゴロゴロもせず、壊れもせず、快調でした。

そこで、ご近所さんを集めて、賞味期限を気にしない人たちに持って行ってもらいました。
みんな喜んで持って行ってくれましたので、無駄にならずに済みました。

なぜ、せっかくいただいた支援物資を、賞味期限内に配らないのでしょうか?

それは平等に配ることができないからなそうです。

被災者全員に配るだけの個数がないものは配れないんですって。
配る人と配らない人が出ると、平等でないからなんですって。

それでまだまだ、支援物資の倉庫には半端な数のいろいろなものが残っていて、そのために倉庫になっている場所は支援物資に占領されていて使用できず、又、支援物資も配られることなく眠っているらしいのです。

この前、たまたま賞味期限の切れた物が配られたことがあったそうです。その時に、町役場に殺到した苦情に対応するのが大変だったとか。

町役場はすでに通常業務に戻っています。それと並行して支援や復興の業務をこなしています。
二倍の仕事を抱えて、職員の皆さんは奮闘しています。たまたま、確認をしなかったのだと思います。

忙しいから確認を怠ったというのは言い訳にもなりませんが、それでも窓口まで来て怒鳴られたらたまりません。

また、平等に配ったつもりでも支援物資を貰った、貰わないという苦情も多かったと聞きます。
それで、数が揃わない支援物資はスムーズに配られないで残っているのかなと推察します。

皆さんの善意を無駄にしたくないです。第一、品物がもったいないです。
何か良い方法はないのかしらと思っています。

たとえば・・・・・・そうですねぇ・・・・フリーマーケットみたいにずらりと並べて、持っていく数を限定して、欲しい物を持って行ってもらうとか。

仮設住宅に引っ越してから、生活もそれぞれの家庭によって個性が出てきています。
避難所と違い、欲しい物も個性が出てきて、そえぞれの家庭によって違うはずです。

平等にというと、なかなか行動できませんが、それぞれになら何とかできるのではと思っています。

また、期限切れの物を探し出して貰ってきて、欲しい人に配りたい思っています。

(避難所にいるときに、このカップライスがあったら、お年寄りがどんなにか喜んだかと思います。私たちもお料理する手間が省けて少し楽だったのになぁ・・・・・・・なんて、ちょっと愚痴が出てしまいました)

by asahikanokami | 2011-08-24 12:00 | 避難生活
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