元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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アポリアへの挑戦

新地に齋藤研さんのアトリエがあります。

齋藤研さんは小さいとき新地町に疎開してこられ、高校まで住んでしました。東京芸術大(油画科)を卒業後は女子美短大教授として、また独立展審査委員として、現代美術の発展に貢献してこられました。

新地には10年ぐらい前にアトリエを作られ、退職なさった今春から新地町の住人になられました。新地町民は大喜びです。

その齋藤研さんの美術展が川越市立術館で4月22日から6月18日まで開催されます。

http://www.city.kawagoe.saitama.jp/icity/imode?ActionCode=content&ContentID=1142579900436&SiteID=0000000000000&FP=whatsnew

展覧会の名前は 『アポリアへの挑戦 齋藤研の軌跡展』です。

『アポリア』っていうのはギリシャ語で『解決不能の難問』と言う意味なそうです。

そしてその展覧会に我が家の玄関にかけてある絵も出品されることになりました。図録にも載ります。


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実は研さんは新地のアトリエで制作活動をしておられるのですが、絵が出来上がるとまだ絵の具も乾かないうちに我が家に運んでこられます。

次の新しい作品が出来上がると飾ってある作品と交換していかれます。つまり、新地町民は出来上がった作品を一番最初に鑑賞できるのです。(時には飾ったばかりの作品が持ち帰えられて加筆されて戻ってくる時もあります)

「新地で出来た作品だから新地の人に見てもらってくれ」
我が家の玄関はさながらギャラリーです。

そしてこの絵は私が大好きな絵でした。
「先生。この絵が大好き」
と申し上げたら
「じゃあ額縁を朝日館で買ってくれ」
とおっしゃったので額を買いました。(作品にあわせて特注で作るので額と言えども高額だったんです・・・・)

そしたら今度の美術展の図録にこの絵が『朝日館所蔵』って載るんですって。

買ったのは額だけ。絵はとても我が家など買える値段ではありません。研さんはなかなか作品を売らない画家として有名ですし。

それなのに、額を買っただけで絵の所有者になってもいいのでしょうか???

「いいよ!」
って研さんはいとも簡単にいうんですがねぇ・・・・。

ともあれ、川越市立美術館のご近所の方、ぜひ、ぜひ美術展をご覧ください。

5月6日には研さんの作品についての講演が14時から、4月30日にはギャラリーコンサートが15時から、また会期中の土曜日の13時30分からは学芸員の方のギャラリートークが行なわれる予定です。

私たち夫婦も会期中に一度見に行きたいと思ってます。

下の作品は日本経済新聞の日曜版のカットの原作です。これも頂きました。我が家の廊下に飾ってあります。

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by asahikanokami | 2006-04-07 15:51 | 我が家の日常
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