元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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大ビンゴ大会&カラオケ大会 トン汁付き

「朝日館で何があるの?」
ご近所さんが訝しげに覗きに来ます。

無理もありません。宅急便屋さんと郵便屋さんの車が来るたびに、我が家に次々と荷物を下ろしていくのですから。
もちろん仮設は狭いので、おっとっとがせっせと集会場に荷物を運び込みます。
仮設の和室は荷物でいっぱいになりました。

この荷物、イタリア在住のjunkoさんと福島市在住のheeさんが、ご自分のブログで呼びかけてくださった結果なのです。

「朝日館の女将さんがいる新地の仮設でビンゴ大会をします。景品が当たらない人がないように、皆さん、ビンゴの景品を送ってくださ~~~い!!」

ビンゴ大会の数日前から
「集会場に、物すごい数の景品が集まっている」
と言う噂が飛び交いました。12日にご法事がある人や出かける用事がある人から
「ほかの日にしてもらいたい」
と懇願されました。でも・・・・それは無理・・・。junkoさんやheeさんの予定があります。

12日の朝、集会場の段ボールの山。
開けて景品を取出し、袋に入れて番号を付けるだけでjunkoさんはちょっと疲労気味に見えました。だって2時間もかかったのですから。きっと始まる前からへとへとだったのではと心配しました。

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外ではheeさんを中心に、お手伝いに駆けつけてくださったブログ仲間の方たちが、ロケットストーブでトン汁と焼き芋を作っています。おいしそうな匂いがしてきます。仮設のお母ちゃん軍団も野菜を切ったりしてお手伝い。いつもながらその手際の良さは、イベントの強い味方です。

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まずは来てくださった方の紹介。遠くから景品や野菜をどっさり持ってきてくださいました。
本当にありがたいです。

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ビンゴの前にカラオケ大会。
「一年ぶりで歌ったなや」
「楽しい~~~。仮設でもカラオケクラブ作っぺ」
「そうだ。時々みんなで集まって歌うべ」

大きな声で歌うことさえなかった仮設での生活。普通に生活しているつもりでも、こんな時に普通じゃなかったと気が付きます。

夫婦デュエットも飛び出し
「もっと肩を寄せて!」
などというヤジも飛び、和やかに楽しい時間を過ごしました。

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いよいよビンゴです。皆、今か今かと待っています。
皆さんからたくさんの景品を、しかもメッセージカードまでつけていただいたものがいっぱい集まりました。
junkoさんが心配していた、はずれの人は一人も出ませんでした。

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大きな卓球盤が当たったお子さんの困惑したかわいい顔。
ビール缶が当たった小学生が
「はい!お父さん」
ともっていくと、すかさず
「こずかい貰えよ!」
とヤジが飛びます。

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早々と
「リーチ!!」
と立ったおっとっと。その後がなかなか続かずにいつまでも立ったまま。終わりごろになってやっとビンゴになり缶ビールをいただきました。

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ビンゴ終了後は、残った景品をかけてじゃんけん大会。
こちらも大盛り上がりで、良い年をした大人まで、本気になってじゃんけんをしていました。

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会場には朝日新聞の記者さんが取材に来ていました。
あちこちの仮設を見てきたけれど、こんなにまとまりのある仮設は初めてと褒めてもらい嬉しかったです。

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これが今朝の朝日新聞の記事です。記事の中で、私の年齢をばらしているのにjunkoさんの年齢がシークレットな訳はなんなんでしょうか!私、ちょっと不満です。悔しいから記者さんの年齢をばらします。27歳なんですって。若い!!

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仮設の皆が楽しみに待っていたビンゴ大会。トン汁も焼き芋もおやきもおいしくて、大盛り上がりのビンゴでした。

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荷物を受け取った時、中に入っていたお手紙を読んだ時、支援に駆けつけてくださった皆さんと会ったとき、笑顔でカラオケを歌う人を見たとき、美味しいトン汁と焼き芋とお焼きをいただいたとき、ビンゴ大会のあの盛り上がり。
思い出すたびに涙が出ます。

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人生という物語には、時には悲しい場面も、苦しい場面もあるかもしれません。でも、悲しいことばかり、苦しいことばかり続くはずがありません。主人公の私たちが、笑顔で、元気に歩いて行ったら、きっと楽しい場面になると信じます。

こんなに多くの方が、新地町の応援団としてエールを送ってくださっているのですから。

新地町の応援団のみなさん、ありがとうございました。

by asahikanokami | 2012-02-14 19:01 | 避難生活
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