元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

タラゴナで震える(スペイン・ポルトガル旅行 その12)

どこまで書いたのか、わからなくなってしまった旅日記の続きです。

お昼ご飯の後は、バレンシアまで360キロをひたすらバスで走ります。
途中立ち寄ったのは、ローマ時代の栄華を物語るタラゴナの街。

バルセロナから南に90キロ離れた海沿いの街です。
紀元前三世紀にローマ人によって造られたところです。

その頃は「タラコ」って呼ばれていたんですって。おむすびを食べたくなります。
イベリア半島の最大の都市として繁栄していたらしいです。
その面影を残しているのがローマ円形闘技場です。

タラゴナで震える(スペイン・ポルトガル旅行 その12)_f0061402_121556.jpg


一万人を収容できたというこの闘技場は、本当に大きいです。
猛獣対人間。人間対人間。いろいろな命がけの格闘技が行われていました。
なんだか胸が苦しくなります。
キリスト教徒勢力を恐れたローマ帝国が、ここで司教の処刑を行ったこともあるそうです。

寒気がしました。

それは、雨で気温が低くて、寒かったばかりではないような気がします。
枝の山鳩の夫婦も震えているように見えました。

タラゴナで震える(スペイン・ポルトガル旅行 その12)_f0061402_1225918.jpg


人間の夫婦も、笑顔で平気な顔をしているけれど、本当は震えています。

タラゴナで震える(スペイン・ポルトガル旅行 その12)_f0061402_124110.jpg


by asahikanokami | 2012-04-27 12:04 | 旅の話
<< カバ!絶対にカバ!(スペイン・... 二日続けて春祭り >>