元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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福島テレビアナウンサーによる朗読会

今日、15時から郡山市の郡山女子大記念館で、福島テレビのアナウンサーによる朗読会「amoureuse(アムルーズ)」が開催されました。

なんと!私の著作も朗読していただけることになっているのです。

しかし、今日は我が家ではご法事のお客様の予約が入っていて、とても朗読会には行くような状況ではありませんでした。

おっとっとが私を朗読会に行かせたいと、早朝からお料理の準備をしたこともあって、思いがけず早く終了しました。その上、ご法事のお客様も予定時間よりも早くお越しになり大方のお料理が終了しました。

さらに手伝ってくれているパートさん達が
「せっかくの朗読会だから行ってきたら。後はみんなでがんばるから」
と言ってくれたので、皆に甘えていそいそと出かけました。

新幹線で郡山に着いたのは朗読会が始まるギリギリの時間でした。会場にはすでに200人ぐらいの人が入っていました。

そしてロビーでは今日朗読される本を並べて販売していました。もちろん【まさいっつぁん】も。
福島テレビアナウンサーによる朗読会_f0061402_012283.jpg


うふっ。自分の本が並んでいるのを見るのは嬉しいな。写真を撮る時に
「すみません。この本は私の本なので写真を撮らせてください」
な~~んて言って見ました。ちょっと良い気分でした。

朗読会は残念ながら、カメラはもちろん、ビデオでも携帯でも撮影禁止で、録画も録音も禁止でした。せっかくカメラやデコーダーを持ってきたのになぁ・・・・・。う~~ん、残念。

朗読会は、さすがにプロ。聞きほれました。2時間半の朗読会を飽きさせず、観客を引き込むテクニックはすばらしいものでした。

私の本は二番目に二人のアナウンサーが読んでくださいました。他の本はみんな一人しか朗読しないのに、私の本だけは二人の方が読んでくださいました。嬉しい。

最初は『愛はいらない、金をくれ』でした。おじいちゃんが娘夫婦の名前を忘れたフリをして
「金をくれたら名前を思い出してやる」
と言っておこずかいをまんまとせしめたお話です。あちこちからくすくすと笑いが起きました。

次は『繋がっている』でした。これはマイミクのルンルン美っちゃん♪のコンサートの日の出来事です。みんな繋がっているというお話です。ふと前を見たら前に座っていたおばさん二人が涙を拭いていました。あちこちから啜り泣きが聞こえました。

わ~~~い!!うれしいな!!

さすがにプロの方の朗読は上手です。聞く人の心を掴んで放しません。

朗読会終了後、一言お礼が言いたくてスタッフと言う名札を首からかけた人に、アナウンサーの方に会わせてくださいとお願いしてみました。

しかし、朗読会終了後で今着替え中だからと、恐い顔で断られてしまいました。
「そうですか・・・・・。私の本を読んでいただいたので一言お礼が言いたかったのです」
と私が言った瞬間、スタッフの方の表情が変わりました。

「えっ。村上さんですか。そうですか。それは、それは。どうぞ、どうぞこちらに」

手の平を返したように満面の笑顔になって、そしてすぐに楽屋に案内されました。ぐふっ。

アナウンサーの皆さんにお礼を言に行ったのに、反対にお礼を言われ、お忙しいのに皆さんがわざわざ集まってきてくださって、記念写真を撮りました。こうして嬉しい一日が終わりました。


福島テレビアナウンサーによる朗読会_f0061402_0122387.jpg


by asahikanokami | 2006-06-05 00:12 | 我が家の日常
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