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芸術の秋です。
私も今日は、仕事をおっとっととパートさんにお願いして、芸術を堪能してきました。 先日、チケットを買ったらスケジュールが入って行くことが出来ないと、ピアノコンサートのチケットを3枚頂きました。 ファジル・サイさんというトルコ出身の新進気鋭のピアニストのコンサートです。 http://www.wmg.jp/fazil_say/ 聞いたことのない名前ですが、三枝成彰さんがどうしても日本でコンサートをして欲しいと、手を尽くして4年もかかってやっと来日できた方なそうです。 そんな人の弾くピアノってどんなんだろう? ちょっとワクワクしながら義妹二人を誘ってコンサートに出かけました。 場所は白石市のホワイトキューブ。 中に入ると宇宙船のようなコーヒーショップがあったりして、なかなかおしゃれなホールです。そして、このホールは三枝成彰さんのプロデュースしたホールで、残響がすばらしいんだとか。 最初はモーツアルト 「ああ、お母さんに聞いて」による12の変奏曲K.265。 あの「キラキラ光る~お空の星よ~♪」と言うおなじみの曲です。すばらしい!!お子様用なんて思っていたら大間違いでした。 ピアノのことなど何も知らない私ですが、まるで心の上を音符が跳ね回るような楽しい曲でした。しかも・・ファジルさんが弾きながら歌ってる。時々その声をマイクが拾います。 そしておなじみのピアノソナタ 第11番K.331「トルコ行進曲」 トルコ人が弾くトルコ行進曲です。しかし、それはまさに「ファジル・サイのトルコ行進曲」でした。鍵盤の上を縦横無尽に動く指から、この人でないと演奏できないトルコ行進曲が生まれました。 次はベートーベンのピアノソナタ 第17番ニ短調 「テンペスト」 同じ人が弾いているのかしらと思うほど、そのタッチが違って、その違いの驚かされました。 そして4曲目はバッハ。 ブソーニ編 シャコンヌ これも「ファジル・サイのバッハ」と副題をつけたいような演奏でした。 最後はベートーベン。ピアノソナタ 第23番ヘ短調op.57「熱情」 まさに情熱的に弾く熱情。ピアノが壊れそうでした。乱暴に弾くのと、強く引くのは違うと言うこともわかりました。強いタッチなのに繊細なのです。 アンコールは自分が作曲した曲ブラックアース。トルコの民俗音楽風のエキゾチックな曲でした。 そしてアンコールの最後はなんと!ガーシュインの「サマータイム」 きゃあ~~~!! ジャズを弾いてもすごい!!ファジル・サイの世界に引き込まれてしまいました。 モーツアルトで心が軽くなり、ベートーベンで心がざわめき、バッハで心が慰められました。 素敵な一日でした。 留守中、お客様を一手に引き受けてくれたおっとっとよ、ありがとう!チケットをくださったTさん、ありがとうございました!! (明日は新地町でペドロ&カプリシャスの無料コンサートがあります。お昼ごはんにはらこ飯を頼まれているので、聞きに行く時間があるかどうかわかりません・・・・・)
by asahikanokami
| 2006-10-08 21:50
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