元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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南イタリアの旅 23 (デイデイホテル)

アルベロベッロのデイデイホテルは小さなホテルでした。

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この夜は私たちで満員御礼。
お部屋は狭くてベット二つをぴったりとくっつけて置かないと、部屋のドアもクローゼットも開きません。スーツケースを広げるのもベットの上にしかありません。

すると添乗員さんが廻ってきて、プラスチックの使い捨てコップを持ってきました。洗面所にコップがなかったり、汚かったりで苦情が出たのだとか。
こんな時もついつい女将になってしまいます。
歯磨きをするときにコップがなかったら、水を手ですくってうがいしたら良いのに。わざわざ添乗員さんを煩わせるほどのことじゃないでしょうに。

ベットもギシギシします。夕食の時にも
「洗面所の水が止まらない」
「シャワーの水がポタポタ落ちる」
「シャワー室の排水が悪い」
「外の音が聞こえてうるさい」
一人が苦情を言い出すと、みんながここぞと苦情を言い出します。

私はデイデイホテルの女将になった気分でした。
「洗面所の蛇口をきっちりと力を入れて絞めてみたらどうでしょうか」
「ポタポタ落ちる音がうるさい時には、下にタオルを置くと良いですよ」
「ヨーロッパの、特にイタリアのホテルは設備が悪い所が多いです。日本みたいな訳には行かないから、一晩だけですからあきらめて寝ましょう」
気がついたら必死に説得していました。

小さなホテルが我が家と重なってしまって・・・・・。
今回はツアーなので、このホテルの宿泊代がどのぐらいなのかはわかりません。きっと宿泊代がわかったら、皆、文句は言えないのではと思いました。

このお値段で、イタリアまで来て、毎日3食ついて、ガイドさんも添乗員さんもいて、さらに設備が整った高級ホテルに泊まれるはずがありません。
自分が支払った旅行代を棚に上げて、文句は言えないと思いました。

口に合わない料理でも、設備が悪いホテルでも、イタリアだからこその経験です。それもすべてひっくるめて楽しむ。そんな旅行をしたいと思いました。

by asahikanokami | 2007-06-19 22:53 | 旅の話
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