元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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南イタリアの旅 28 (雨が・・・・)

朝、起きたら外は雨でした。

ほら!御覧なさい!!雨ですよ!!
そう大声でおっとっとに言いたい。

出発前。スーツケースに折り畳み傘を二本入れました。それを目ざとく見つけたおっとっと。
「傘なんていらないべ。置いていけ」
と言うのです。

「雨が降ったら困るよ。こんな小さな傘、荷物にならないからスーツケースに入れていくよ」

「いらない!南イタリアの降水量は少ないんだぞ。めったに雨なんか降らない。傘は必要ない」

言い出したらきかないおっとっと。しかたなく傘は持たないことにしたのです。

そしたら、見事な雨。土砂降りです。

「南イタリアは雨が降らないんだ。すぐに上がるから大丈夫だ」

この期に及んでもまだそんなことを言っています。とにかくビニールの大きな袋を持ちました。濡れた時に着替えるように一枚上着を持ちました。

日本ならコンビニにビニールの傘があります。しかしここはイタリアです。いっぱい言いたいことがありましたが、朝から文句を言うのもどうかと思い、無言で朝食会場に向かいました。

「傘を置いていけって俺が言ってよかったなぁ。お前が言ったら今頃大変だった。きっとこの先ずっと俺に責められるとこだったなぁ。俺でよかったべ」

「はい。良くご存知で」

私は忘れっぽいので怒りが長続きしません。その場でカッと怒っておしまいです。いつまでもぐずぐずと怒っている事が少ないのです。おっとっとは反対にいつまでも怒っています。

だから、もし私が傘を置いてきたら、この旅行が終わっても
「お前が傘を置いてきたから雨に濡れた」
と言われ続けることでしょう。ほんと、傘を置いていくといったのがおっとっとで良かったわ。

朝食はバイキングでした。大きなホテルはメニューもいっぱいで嬉しいです。

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8時。ホテルを出発。15分ほどでタオルミーナに着きました。やはり雨が降っています。でも少し小降りになりました。

「な、雨が上がってきたべ。南イタリアは雨が少ないんだぞ」
おっとっとが得意げな顔で言いました。

が・・・・・・。

by asahikanokami | 2007-06-20 23:30 | 旅の話
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