元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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南イタリアの旅 36 (遺骨収集団)

植木鉢を二個買ったのは良いのですが、さて、これをどうやってもって帰りましょうか。

大小二個だったので大きい植木鉢の中に梱包材(プチプチ)で包んだ小さい植木鉢を入れ、二つの植木鉢を梱包して手提げ袋に入れて持ち帰ることにしました。

手に下げて持って、もしどこかにコツンと当たったらひびが入ります。おっとっとが胸の所にしっかりと抱えて持ち帰ることにしました。

同行者の中に、もう一人大きな買い物をした人がいました。そのご夫婦は、イタリアで照明の傘を買うつもりで来たのだそうです。

最初はベネチアングラスの傘と思っていたのが、ここの陶房で考えが変わりました。シチリア焼きの傘を買って帰ろう。

ちょうど工房の天井にシチリア焼きの大きな照明がぶら下がっていました。
「あれが欲しい!!」

脚立が運び込まれ、天井から慎重に照明器具が下ろされました。けっこう大きな傘です。そして重い。

それを梱包して手提げにしましたが、やはりコツンとぶつけないか心配です。おっとっと同様に胸に抱えて帰ることになりました。

おっとっととその方。二人が胸に抱えて神妙な面持ちで前後して歩いています。

なんか・・・笑える・・・・。ククククク・・・。

するとそんな周囲の雰囲気を察知したおっとっと。
「遺骨収集団です。こちらには私の叔父の遺骨が、あちらにはあの方のお父さんとおじさん二人の遺骨が入っているんです」

もう全員が大爆笑。

飛行機に乗るときにも、遺骨はエックス線検査の機械には入りきらず
「オーケー」
と無審査。しかも機内の手荷物を入れるバゲットにも入りきらず、結局は座席一人分を占領。落ちたら大変とシートベルトまでかけられました。

機長さんやキャビンアテンダントの方たちが、座席を占領している遺骨を代わる代わる見に来て、指を刺して大笑いして行きました。

胸にしっかり抱えて帰ってきたお陰で、なんとか二人とも壊さずに無事に成田に到着。そして成田でお別れのときに
「ではここで遺骨収集団は解散!」
と言って、またまた大笑いでした。

by asahikanokami | 2007-06-28 22:04 | 旅の話
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