元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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ぽかぽか陽気に誘われて

昨日とは打って変わった今日のお天気。

ぽかぽか陽気に誘われて、庭の桜が咲きました。

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この桜は、娘の一周忌の時に友人たちが記念にと植えてくれたものです。
小さな桜の苗が、7年の歳月で二階まで届くほど大きく育ちました。

相馬の開花予想は4月10日ごろです。
なんと2週間も早く開花しました。

こんなところがなんとも娘の桜らしいところです。何でも一番が好きな子でした。

成績は勿論、ピアノのバイエルの進み方も一番でないと気が済まず、どんな時でも2時間のレッスンを欠かしませんでした。

宿題は出された授業が終了した後の休み時間に、一番に済ませる。夏休みの絵や感想文などの宿題は必ず二枚か三枚提出する。

だから、作文、感想文、絵画、お習字、作曲などのコンクールの入賞は常連でした。得意げに賞状をひらひらさせて帰ってきました。

だけど人一倍遊ぶこともして、自分が努力しているところを他人に見せるのが嫌い。いつも涼しい顔をしていました。友達も多かった。


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「私は人の二倍遊んだし、人の二倍勉強したし、人の二倍仕事をしたんだから、人の二倍生きたのとおなじ。だからお母さん、泣かないでね」

「人生は長さじゃないよ。深さだよ。私は手抜きしないで生きたんだからね」

自分がいなくなった後でも、私が悲しまないように、強く生きていくようにとあの子が私に言い残した言葉を、桜の花を見ながらかみしめています。

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私は元気で今年も桜を見ることができました。感謝。

by asahikanokami | 2008-03-25 17:38 | 亡くなった娘の話
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