元朝日館の女将のてんてこ舞日記


東日本大震災で被災した小さな旅館の女将の日々
by asahikanokami
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ドイツ・フランスの旅(その38 ハンバーガー)

マックのハンバーガーを食べたことがないというとほとんどの人が驚きます。

マックはもちろんのこと吉野家も食べたことがありません。ケンタッキーはいつ食べたか・・・・・たぶん20年ぐらい前かな・・・・。思い出せないほど昔です。

ファーストフードが嫌いなわけではありません。我が家の近所にそういうおしゃれなお店がないのです。食べる機会がないのです。

パリのプランタン高島屋でお昼ご飯を食べることにしました。最上階がレストランだというので行ってみました。

レストランというかファーストフードというか。

テーブルに並んでいるお料理や飲み物を自由にお盆に載せて最後のところでお会計をして食べるというお店でした。

お盆を持って並んで、まずは飲み物。小さな瓶に入ったワインや缶ビールや缶ジュースが並んでいます。

サラダ類は小さな器に入っていて、ドレッシングもいろいろ。ケーキやクッキー類。そして後ろの厨房ではおじさんが三人で何やら料理をしていました。

メニューにはいろいろ書いてあるのですが・・・・フランス語は読めない・・・・。あ!チーズバーガーっていうのがある!!

かろうじてチーズバーガーは読めました。

缶ジュースとチーズバーガーをお盆に載せて外のテーブル席で食べることにしました。

ドイツ・フランスの旅(その38 ハンバーガー)_f0061402_22504820.jpg


日本晴れの(フランス晴れと言うべきか?)良い天気。風が気持ちがいいです。

マックのハンバーガーではないけれど、まずがぶりと大きな口をあけてかぶりつきました。うん!おいしい!!

ドイツ・フランスの旅(その38 ハンバーガー)_f0061402_2251388.jpg


でも中のハンバーグが生焼けです。元々生焼けでもよいものなのか?それとも調理のおじさんが忙しくて良く焼かなかったのか??

あたりを見回してハンバーガーを食べている人の中身をこっそりと覗いてみました。

お隣のパリジェンヌのハンバーグも生焼けです。ということは・・・生焼けでもよいのか・・・・・な??

大きなハンバーガー。半分食べたら飽きてきて食べたくなくなりました。残すのはもったいないのですが、もうお腹に入りません。

ドイツ・フランスの旅(その38 ハンバーガー)_f0061402_22531725.jpg


しばし、パリの風を楽しみ、それからホテルに帰ることにしました。

# by asahikanokami | 2009-06-24 22:53 | 旅の話

ドイツ・フランスの旅(その37 チャ チャ チャ!)

せっかくだからパリのデパートを見学です。日本のデパートとほとんど同じようなかんじです。

何階かの売り場の真中にフランスの老舗のお茶の屋がありました。

「そうだ!齊藤研先生に紅茶を買っていくべ」
とおっとっとが言うので、お茶屋さんに入りました。

齊藤研画伯のアトリエに遊びに行くと、いつも飲んだことのないような紅茶や中国茶をごちそうになります。

お店の棚には何十種類ものお茶葉の缶が並んでいます。プランタン高島屋なのにお茶の名前や説明はすべてフランス語です。日本語でも書いてくれたらいいのにな。

「どれにする?フランス語では読めないしねぇ。困ったねぇ」

「言いべ、なんでも。適当に買っていくべ。これなんてどうだ」
おっとっとが持ったお茶の缶には{HOUJITYA}と書いてあります。

「ねぇ、ほうじ茶ってかいてるよ。パリからわざわざほうじ茶を買っていくことないんじゃない」

「なに?ほうじ茶??それはだめだべ。それではこれにするか」
次におっとっとが持ったお茶の缶には{SENTYA}という文字。

「ぷっ!これは煎茶だよ」

そして結局は「アールグレイフレンチブルー」と読める紅茶を買いました。

「フレンチブルー」というのがフランス土産らしいと思ったからです。

帰国後に手紙と一緒に送りました。

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お茶は、パリのプランタン高島屋で買いました。高島屋の中にフランスの老舗のお茶屋さんがあるというので行ってみたのですが、数十種類のお茶がずらりと並んでいて驚きました。

高島屋というので日本語が通じるだろうと高を括って行きましたら、店員さんは勿論外人、お茶の名前や説明もフランス語。夫婦で途方にくれました。

おっとっとが適当に選んだお茶は{SENTYA}と書いてあり大笑いでした。英語は勿論、フランス語などわからない二人です。とにかく訳がわからないままに
「どれにしようかな、神様の言う通り」
と、訳のわからないお茶を買ってきました。

お味の方は保証いたしませんのであしからず。

作品と苦闘中なそうですが、一日も早く勝負に勝って新地にお帰り下さいませ。

++++++++++++++++++++++++++++

齊藤研画伯からお礼のメールが来ました。

++++++++++++++++++++++++++++

このお茶屋さんはパリの永谷園かヨと解釈していただきました。
1854年からと、老舗を誇っている。それが、わかりやすく高島屋に出たということか。

解説を聞けば、当たらずといえども遠からず、と、納得。
あじかおりが、なんとなくパリです。この何となくというところにひと癖あり。

紅茶のメーカーは、葉っぱになにか香料を加えて、なんとかりんごとか、オレンジペコとかいうのだが、これには、アールグレイフレンチブルーとある。

アールグレイとは、グレイ伯爵とかいう人物が開発しただかスキだったかでその名がある、あまりにも人気高く有名なイギリス原産のかおり紅茶。世界中の紅茶ズキはそれが好きで(私も)なににします?と聞かれれば迷わずアールグレイというわけ。

ところが誇り高いパリのお茶屋としてはそれが気に入らない。そこで、なんだか、ブルー色のハーブ系の花びらを入れて、これはただのアールグレイじゃあありませんょ、アールのグレイとフランスのブルーの合体なのよとおっしゃる。素晴らしいごろあわせ?

お茶売り場の”外人”さんはそういうことをいったかも。

結局私は、ツーぶって自慢してるわけなのだが、慎重にいれたこのお茶を口に含んでの第一印象「なんとなくパリの味香り」というのはそういうしかけからのことでした。

だいじにいただきますが、のみきらずに、二杯分?残して新地に帰り、どこにでもあるアールグレイと、(私の出張講釈つきで)飲み比べをしてみたいなと思います。

袋に、何とか通りの何番地とか
お茶屋さん(本店?)の所番地が書いてある。パリの地図でさがして、
昔、暮らしたあたり、知ってる場所とつきあわせてみたいなとおもいます。

ご夫妻の楽しい旅の様子が想像されます。お茶のひと時でした

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この夏、齊藤画伯がアトリエに御帰りになった時に一緒にフランスの紅茶を飲む日が待ちきれません。

# by asahikanokami | 2009-06-24 22:47 | 旅の話

ドイツ・フランスの旅(その36 おフランスのおパンツ)

おっとっとの念願だった凱旋門の展望台と、フーケのカフェオレを実現できました。

後は息子にお土産を買って帰るだけです。

メトロを乗り換えてプランタン高島屋を目指すことにしました。
地図を片手にこのあたりかしらときょろきょろ。

おっとっとが無口です。疲れたのかしらと思ったらなんとトイレに行きたいとのこと。かなり切羽詰まっている模様。

大急ぎでデパートを探します。やっと見つけてトイレに直行!

そしたらちょっと困った顔で出てきたおっとっと。
「ほんの少しちびってしまった・・・・」

我慢できなかったらしい。すぐに紳士下着売り場に直行しました。

パンツ・・・・パンツ・・・パンツはどこだ。
やっと見つけたパンツ売り場。

ひゃぁ~~~!!高い!!
なんと20ユーロもします。1ユーロは130円ぐらい。

パりだからこんなに高いのでしょうか。安いパンツはないのかと探し回りましたが、バーゲンのワゴンの中のパンツでさえ10ユーロもします。

普段は某スーパーの480円のパンツをはいているおっとっと。   ブランド品でもないのに1300円のパンツは高すぎます。

「帰国までそのままで我慢できない?」

「出来ない。出来るわけないべ。新しいのをはいてこれは捨てていく」

「少しならそのうち体温で乾くんじゃない」

「馬鹿言え!なんということを言うんだ!!機内で匂ったらどうする」

「そうね・・・・・」

しぶしぶとおフランスのおパンツを買いました。

帰国後
「これは普段履かないでね」

「ほんではいつはくんだ?」

「これぞという時よ」

「これぞっていつだ??」

おっとっとよ。あなたでもこれぞという時があるかと思います。おフランスおパンツは勝負パンツとしてタンスの奥にしまっておきますからね。

# by asahikanokami | 2009-06-23 23:51 | 旅の話

ドイツ・フランスの旅(その35 憧れのカフェ)

16年前、おっとっとがパリに来た時に、シャンゼリゼでカフェオレを飲みたいと思ったそうです。

そこでかの有名なカフェ「フーケ」で
「カフェオレ」
といったのに紅茶が出てきたそうな。その時は店内の席だったので、今回は道路に面したテラス席でカフェオレを飲みたいというのが、おっとっとのもう一つの夢でした。

シャンゼリゼのカフェ「フーケ」は100年以上続く老舗のカフェです。小説や映画の舞台になったここは、観光地になっています。

ドイツ・フランスの旅(その35 憧れのカフェ)_f0061402_23162215.jpg


通りすがりの観光客がカメラを向けています。

さて?tラス席に座るのにはどうすればいいのでしょうか?とりあえず入口から入ってみました。中は薄暗くて椅子やテーブルは豪華です。

ボーイさんが失笑してみているのをしり目に、テラス席に通じる通路を見つけて外に出て、やっと椅子に座りました。

「道路から直接座るんじゃないのか?」

「ええっ?まさか!老舗のカフェだよ。やはり入口から入るのが正式じゃないの」

「カフェに正式はないべ」

「あると思うよ」

ボーイさんが苦笑しながらメニューを持ってきました。何を飲むかは決まっています。

「ドゥ カフェオレ シルブプレ」

カフェオレが来る間、ほかの客様を観察してみました。するとパリジェンヌは道路からスイッと入ってきて椅子にスッと座りました。

入口から入って遠回りしてテラス席に座らなくてもよかったのです。な~~んだぁ!

その時、さっきのボーイさんの苦笑の意味が理解できたのでした。赤面。

ドイツ・フランスの旅(その35 憧れのカフェ)_f0061402_23174416.jpg


# by asahikanokami | 2009-06-23 23:15 | 旅の話

ドイツ・フランスの旅(その34 凱旋門)

いよいよ最後の日になりました。

飛行機の出発時間が午後8時だったので4時30分まで自由行動でした。

あさご飯を食べて荷物を出し、おっとっとと出かけました。

今日はおっとっとがどうしても行きたいというところが二か所あるので、そこに行くことにしました。

まず最初は凱旋門。

前回、私は自由時間に凱旋門に登りました。しかしおっとっとが行ったときには下まで行ったのに登らなかったらしいのです。

「お前ばっかり!」
といつも言うので今回は一緒に登ることにしました。

実は亡き娘もパリに来たた時に登ったらしいのです。娘にいつも自慢されていたのできっと登ってみたかったのでしょう。

日ごろいつもテンションの高い人なのですが、今日あ一層高くてうるさいことうるさいこと。

「凱旋門からシャンゼリゼの写真を撮るのが夢だったんだ」

はいはい。朝に起きてからそのセリフは30回は聴きました!!

地下鉄も何度も乗っているので慣れてきました。
「ドゥ ビエ シルブプレ」
と言うと二枚の切符が来ることも覚えました。乗り換えもうまくなりました。

ドイツ・フランスの旅(その34 凱旋門)_f0061402_23103290.jpg


シャルル・ドゴール・エトワールというメトロの駅で降りて階段を上ると目の前に凱旋門がぬっと現れます。

ドイツ・フランスの旅(その34 凱旋門)_f0061402_23111272.jpg


地下道を通って凱旋門まで行きチケット売り場へ。展望台に登るにはチケットが必要なんです。

ドイツ・フランスの旅(その34 凱旋門)_f0061402_23114712.jpg


展望台までは272段のらせん階段を登らないとなりません。これが結構きついのです。

おっとっとはふうふういいながら登っています。がんばれ~~!!もうすぐだから。そしたら登ってきてよかったと思える景色が待っているよ。

ドイツ・フランスの旅(その34 凱旋門)_f0061402_23122380.jpg


展望台にはすでに大勢の観光客が登ってきていました。

ドイツ・フランスの旅(その34 凱旋門)_f0061402_23125753.jpg


凱旋門を中心に放射状に伸びている12本の道路。一段と並木の緑が濃いのがシャンゼリゼです。

ぐるりと見回すとエッフェル塔、サクレ・クール寺院、マドレーヌ寺院、モンパルナスタワー、などが見えます。

ドイツ・フランスの旅(その34 凱旋門)_f0061402_23133877.jpg


おっとっとがいません!

なんとカメラ片手にあちこち走りまわっていました。

ドイツ・フランスの旅(その34 凱旋門)_f0061402_231357100.jpg


# by asahikanokami | 2009-06-23 23:14 | 旅の話